マガジンのカバー画像

スピリチュアル

522
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

夢の質感

私の場合、夢には質感があって、感触や色彩のトーンがあり、味とも言えるような空気の質量があります。ガラスのような感じとか、誰でも体験したことがありそうなセピア色の世界とか、爆発の中にいるような色も形もない雰囲気とか、質感は様々ですが、この質感に集中することによって、ストーリーがない夢も明確に持ち帰ることができます。この質感と質量によって、どの階層の夢であるかを自然と判断しています。言葉にできない印象

もっとみる

恒星の強烈な力

恒星の目的を自分の意志として思い出すとき、恒星の強烈な力によって、強烈な感情にさらされることがあります。たとえば私の場合、象徴的に「3色の並びを変えて、かつての力を取り戻したい」という強い感情を抱いたこともあるし、最近では、奪われたことへの強い悲しみを思い出したりもしました。陰陽化した存在である私が思い出すと、何かを奪われ、何かを取り戻したいと強く感じるわけですが、北極星が変わり、地球の活用法が変

もっとみる

陰陽の振り幅を生かす

夢の解釈を進め、意図を明確に持つことで、進化の過程において象徴的で具体的な出来事が物質的現実に起こります。夢セラピーを受けた方はよくわかるんじゃないかな。いつもどんな言葉を使い、どんなことに意識が向かっていて、それがどれだけ夢に反映されているか、それが明らかになるだけでも、境界線を越えます。起きているときの出来事と夢の内容を分離させる必要はなく、物質的現実が反映された夢を深く理解することで、ダイナ

もっとみる

中空で考える

解説者が強いと、知覚者が知覚したものはなかったものになり、知覚者が強いと、知覚したものを理解できずに翻弄されます。どちらが強くてもおかしなことになるので、ありのままに見ること、知らないことを知ろうとすること、見たものについてありのままに考えること、この姿勢が大切です。それと、理解するのは頭ではなく、頭と胸が連動することで理解に至ります。胸で知覚し胸で考える。つまり身体の外で考え、中空で考え、中空で

もっとみる

部分と全部

地上に着地すると、地上は窮屈な場所になり、天上に足を着けると、地上は遊び場になります。地上に足を着けると肉体の元気が私の元気になりますが、天上に足を着けると、肉体の元気がないほど生命力のままに生きることになります。同じものを見ていても、180度捉え方が異なります。

地上に足を着けていると、そこからの風景しか見えずサイズがわからないので、そこがすべてで他の可能性に気がつくことができませんが、天上

もっとみる

夢は安全

自分と向き合うことのしんどさは、実はそんなに深刻な事態にはなりませんが、星に飛び、星だった自分を思い出していく過程は、本当の意味で深刻な事態に陥る場合が出てきます。肉体を持った側の自分が未熟で、身体が重いにも関わらず、うっかり感情体が飛び出し星に辿り着いて戻ってくると、陰陽化した身体は、その重さによって上がることができず、精神と身体はバラバラになります。そして陰陽化した身体に基づいた世界に閉じこも

もっとみる

知らないことを知ること

知らないことを知ろうとするときや、未知の体験をするとき、知っていることに照らし合わせて、知っていることで理解し体験しようとすると、未知の体験もできなければ、知らないことを知ることもできません。知っていることだけが耳に入り目にとまる日常の中で、ふいに知らないことが意識化できても、知っているものと照合して知らないとすると、やはり耳にも目にも入らないものになり、個人に閉塞していきます。変化しない、変化し

もっとみる

アルケミスト

学生の頃、「どれもこれも自分ではない」となって存在が揺らいだとき、パウロ・コエーリョのアルケミストを読んで、「こうやって自己を探せばいいんだ」と思いました。胸にあるものに従って生きることは、直感によって生きることで、思考だと思っている感情反応のような低速なものではなく、高速なものを頼りに生きることです。9らしい旅人の生き方がアルケミストには書いてあります。

自己というのはここにあるけれど、たくさ

もっとみる

自分のものになる

恒星に限らずどんな物事に対しても、「発見する、包まれる、なりきる」という三段階があると言えます。夢の体験も、見ているだけの「発見する」の段階では、まだ自分のものになっていないものだと考えてみましょう。星に向かっている誰かを見ただけで、「私は星に回帰した」とは言えないということです。

星に回帰したなら、誰に確認せずとも回帰したとわかるのは、「自分が」体験しているからです。意味を飲み込み、意味に飲み

もっとみる

スター

キムタクやスマップが、わりと誰の夢にも登場するのは、キムタクもスマップも、ある意味普遍的存在になっているからです。普遍的個性とは、肉体の側にはなくエーテル体の側にあり、星の自分を生きることで確立するものですが、スターになる人たちは、高い受容性によって普遍的個性を獲得しています。集合意識のバスが星に繋がっているように、集合意識にあるもの集団感情に従い、集団が求めるものを自分のものにしていくことで、気

もっとみる

父殺し母殺し

母殺し父殺しは、子である以上、例外なく誰にでも必要なことです。要するに普遍的なテーマです。どんな親であろうと、どんな子であろうと、立派に反抗期を迎え、象徴的に父と母を完全に殺さなければ、父母の外に出ることはありません。母からまだ生まれておらず、母の腹の中で生きている人は、案外たくさんいるものです。では実際に父母が死ねば外に出れるのかといえば、死んで心に巣くう遍在化した父母こそ、殺すことが難しいもの

もっとみる

切り替えポイント

夕方ウトウトしていたら、家の扉を閉めて鍵をかけても鍵がかからず、玄関前を通る人通る人みんなが、どうしても入ろうとしてくる、という夢を見ました。目が覚めてから、「日の入りだからか」と思ったわけです。昼と夜、夜と昼が入れ替わる境目は、扉を閉めることができません。レミニスカートの交点にあたる切り替えのポイントでは、内と外が筒抜けになり、外から入り込むものがあり、外に出ていくことにもなります。新月も春分点

もっとみる

本質的自己を生きる

無意識領域から浮上したものは、いずれイメージ化され具体的な可能性へと変わります。「これが欲しい」とか「これがやりたい」と思う前に、無意識領域から浮上してくる過程があります。だからと言って、欲しいもの、やりたいことのすべてが本質に沿っているかと言えばそうではなく、はじめのうちは、対象化できていない癖こだわりが表面化しているもので、それをやり尽くすことで本質に沿ったものが浮上してくるようになります。つ

もっとみる

理解することで越える

「同じことを何度も繰り返すのは、そこに気がついていないことがあるからだ。」ということは、多くの人が知っていると思いますが、夢も同じです。夢の意味を理解するまで、同じような夢を見続けます。エーテル体は物質的現実より多彩で豊かなので、色も形も変われば、場所も感触も変わりますが、意味としては同じことを言っている、と言う夢が続きます。こういう時、自分では「これでいい」と思っていたり、いい感触の夢だと感じて

もっとみる