知らないことを知ること

知らないことを知ろうとするときや、未知の体験をするとき、知っていることに照らし合わせて、知っていることで理解し体験しようとすると、未知の体験もできなければ、知らないことを知ることもできません。知っていることだけが耳に入り目にとまる日常の中で、ふいに知らないことが意識化できても、知っているものと照合して知らないとすると、やはり耳にも目にも入らないものになり、個人に閉塞していきます。変化しない、変化したがらない、ということです。

解説者を眠らせ、思考を止め、知覚を解放すると、知らなかったことがわかります。それはとても衝撃的なことです。

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