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夏のぬか漬け

無印良品の発酵ぬか床はすばらしい。
みなさんご存じ、ジップロック式のぬか床。
夏野菜はぬか床を通して、滋味深い味になっていきます。

この商品、前から購入してて、もともと便利だし、漬かった野菜はどれも美味しかったですが、今回味がリニューアルされて、さらに旨味が増したようです。
この頃の暑さのせいで、元々の表示で示された時間よりも早く野菜が漬かります。きゅうりだと5時間もすると浅漬けよりもちょっと深いくらい。

野菜を何度も漬けると、水分が出る問題については、無印良品の「干し野菜」をぶちこむという少々荒っぽい技を繰り出して、勝利しています。

私が好きな漬け野菜は、セロリとパプリカと水茄子。
水茄子なんか、デパ地下の漬物売り場で目が飛び出るような価格で売られているので、美味しく漬かったときの「ドヤ感」が半端ないです。ああ幸せ。そして、自分の台所をもって約30年、何度もトライしては、満足に成長させられることなく、無惨な死を迎えさせてしまった代々のぬか床のことに想いを馳せると感慨深い。みんなごめんね。

「手でこねなくてもいい」と無印良品の説明書にはありますが、私はビニール手袋をして3日にいっぺんくらい混ぜてます。なんかペットに話しかけるみたいに。可愛い。

長年、ぬか床を慈しんできたつる・るるるさんのすごく興味深いnoteを読んで、ぬか床の愛し方の新たな知見を得た次第。

最初、自分の文章のタイトルを「全てのぬか床は消耗品である」という村上龍先生のもじりにしようかと思っていたのですが、つる・るるるさんの文章を読んで取りやめました。

でも、夏が終わったら、無印のぬか床とはお別れすると思う。台所のスペースに限りがあるし。お別れの時には、今のぬか床を手のひらぐらいの量取り分けて、冷凍庫に保存しておこうかな。この夏の恋の思い出に。もしかしたら新しい糠を足して「今の味」との復縁も可能なように。


#夏の旬食材レシピ   


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