【脱サラ日記】私の理想的な会社の辞め方について【お世話になった会社が大好きだった場合】
会社を辞める時が必ずしも、ネガティブな場合だけではありません。ポジティブな形で辞める場合ももちろんあります。今回は私が自分なりに考えたり、感じたりした【残る側のメンバーから見た】感想を元に理想の辞め方について書きたいと思います。
※あくまで私の個人的な意見です。色々な環境や立場、あるいは事情があってのことも多くあろうかと思いますので、共感できない部分もあるかと思いますが、一意見としてご覧いただけますと幸いです。
まず、私が会社に感じていたことが、
“ポジティブ”であったことが前提です。
なぜ辞めたのか、というところの大元は前回も記載した理由なのですが、
人生において、辞め方というのは非常に大切だと実感しました。
やめる、というのはポジティブな理由でも
どうしてもマイナスな面も付き物なのです。
例えば、馴染みのある人や物事と離れるわけですから『さみしい』『名残惜しい』などの要素があったり、
既存の人が1人減るわけですから、それを請け負う人がそれなりの負担を抱えたり、
時には『辞めないでほしい』という反対を押し切ったり。
ある意味、やめるというのは
そこにいる続ける人たちが行っていることを『自分はやりたくない』と言っているようなものですので、いい印象ではないこともあるかも知れません。
やめることは、自分の道を切り拓くことに繋がるので悪いことではないですが、
自分の都合で辞めるのだということをしっかりと理解することがとても大切だと思いました。
なぜならば、
私が新卒の時。とある2人の社員の方を見て学んだからなのです。
1人目は40代半ばの男性。新卒5月の私と同じタイミングで入社。
結論、7月頃には退職。
辞めると伝えて次の日には荷物をまとめていなくなってしまいました。
何が起こったかは想像通りなのですが…笑😅
引き継ぎなしに、私の営業エリアが倍になり、
手続きをする事務さんが慌ただしく作業し、
それをメンバーがフォロー…、
おそらく、人数が減った分支店の売り上げ計画も崩れ、立て直すことになっていたでしょう。(当時の私はエリアを見ることでいっぱいいっぱい笑笑)
もちろん、営業マンとして覚えててくださったお客様にも迷惑がかかっています。
いやいや、そんなこと?と思うかもしれませんが、自分の業務以上のことが突然降りかかってくる事はどんなベテランでも少しはペースが乱れるものです。
細かいことを言えば、
メンバーを大事に思うリーダーである支店長はメンバーが支店からいなくなることはショックであったでしょうし、
他のメンバーが自分以外の業務を行えば残業をすることがやむを得なくなったり…。
見ていれば、サポートはあったにせよ、ご本人も色々新しい環境での戸惑いや仕事内容のミスマッチからくるご心労もあったのだと思います。
その苦しみはご本人しかわかりませんよね。
一概に一方を責められませんが。
入社4ヶ月は
『辞める時は、周りになるべく迷惑をかけたくない!』と思いました。
2人目はベテラン上司。
中途で入社し、その仕事の効率の良さ、キャラクターの愛嬌、周りへの配慮、その力は社長にも認められ、誰からも愛される方でした。
最初から言ってしまうと
『こんなにみんなに惜しまれて、門出を祝ってもらって辞める人もいるんだ…‼️✨』でした。
ご自身のステップアップのために違う道を選ぶ。8年といらっしゃったとなればきっと思うことはたくさんあったでしょう。
噂によれば、重役たちも引き止めたよう。
それでも自分の信じた道に進まれたのです。
送別会には
社長、役員の方が来ることにも驚きましたが、
拡大立ち上げ時ともに戦ったメンバーがいたる部署、別会社(グループ内)から駆けつけてきました。
色紙もめいっぱいの人数が記入しており、全国の華々しい顔ぶれが連なっていました。
冒頭、マイナスなことも多い退職、と話しましたがその上で、
みんなに見送られる、ということはその人の行いの表れなんだと感じました。
いろんな意味で私に教訓を与えてくれたお二方を見て、私も退職を意識した際には
1人でもいいから私を笑顔で見送ってくれる方が現れるような姿で仕事に取り組もうと心がけました。
烏滸がましいですが、退職の時やったこと、嬉しかったことを書き留めておきます。
・内定時から退職まで関わった全国の上司、先輩、同期、後輩全員に電話をかけました。
→理由は、気が付かないうちに同期が辞めていた時とても寂しい気持ちがしたからです。大事な人にはきちんと応援してもらえるように、自分の口から報告したいと思いました。(勇気が入りました〜汗)
・後輩が泣いてくれたこと
・後輩が手紙を送ってくれたこと
→2年目の目標は『後輩を全力でサポートする先輩になること』と設定していたのでこれは嬉しかったです🥲❤️誰かが先輩!と見てくれるて初めて先輩になれるからです。
・『田仲さんともっと働きたかった』と言ってもらえたこと
→社会人として最高の言葉です。これまでの努力が報われた気がしました。
まとめ!
辞める時こそ、
今までの行いが表面に現れてくるのです。
迷惑がかかっても、今まで尽くしてくれた人のためにその負担を負ってくれる人が現れます。
お世話になった会社なのであれば
出来るだけ気持ちよく終われる方が良いですよね。
周りが快く送り出してくれる、
そんな関係作りや仕事の成果を上げることで次の道へ進んでもその頃のメンバーはずっと仲間のままでいられると思いました。
また、上記の内容を心得ると
投げ出すような辞め方には決してならないと思います。
訳ありの場合はやむないかもしれませんが、
退職代行などを使ってしまうと
辞めることを他人任せにしてしまっており、
辞め癖がつくことも可能性もあります。
実は一度私も使うか悩んでしまったことがあり
『へぇ、このくらいの金額でこんなふうに辞められるんだ』と見てしまったのですが、
当時の社長に
『使わなくてよかったよ』と言われた理由が今述べた内容なのです。
辞め方はその人の今後も表すよ、と仰っておりました。
辞めるまでに至る人との関わりや手続きなど学ぶことも経験することもありますからね😌
賛否あるかと思いますが、本日は私の日記として書かせていただきました。
お気を悪くされた方がいれば申し訳ありません。さまざまな意見がある中であくまでも、私の日記としてご覧いただければ幸いです。
今日はおしまーい!