マルチスピーシーズ・おでん 2024/10/22
こんにちは。
本棚の整理をした。
ぼくは書籍を売ったり買ったりするのが激しい。
買うときは知的好奇心と財布が満たされているとき。
売るときは財布が満たされていないとき。
泣く泣く手放した書籍もいるので、今、ここに並んでいないのが悲しい。
そんな中でも『たぐい』という書籍シリーズだけは、ずっと手元に置いている。
写真でいうと『こびと固有種大図鑑』の右側にある薄めの本だ。
この本は、マルチスピーシーズ人類学に関する論考やエッセイがまとまった学術系雑誌で、全4巻ある。
ぼくはマルチスピーシーズ人類学を知ってすぐに、この4巻をAmazonで買い揃えた。
どれもぼくの知的好奇心を過剰なくらい満たしてくれた。
そして、初めて「やりたいこと、知りたいこと」に出会わせてくれた大切な本だ。
『たぐい』は、ぼくにとって、ただの書籍以上の意味と価値がある。
スッキリ整理された本棚を見ながら、コンビニのおでんを食べた。
よく考えると、おでんの具はそれぞれの出自が全然違う。
コンビニの薄い発泡スチロールの容器の中で混然としているこれらは、とてもマルチスピーシーズな状態だ。
それを食べるぼくもまた、ひとつのスピーシス(種)である。
種間を超えた関係性は無限の広がりと繋がりを見せてくれる。
とかいろいろ考えながらおでんを食べた。
あっという間に無くなってしまった。
これからは、一冊も欠かすことなく本棚を充実させたいものだ。
ちなみに、好きなおでんの具はたまごです。
我ら多種の出会いに乾杯!