「鼎」の軽重を問う
博士の異常な鼎談というTV番組がかつてありまして。
この番組で三者が向かい合い話すことを「鼎談」というのだと知り、「鼎」という文字を知りました。
鼎談
むしろこの番組以外で「鼎談」にせよ「鼎」にせよを見たことって数回あるか、ないか…。しかしながら、字面にせよ、「ていだん」という響きにせよ、心地よさのある言葉です。好きなんです。
二者での話し合いだと「対談」でしょ。なぜ三者での話し合いでわざわざ「鼎談」って言葉が用意されたか。言葉が分かれているということは分ける便益があったということですよね。その語源はちょっと探り切れなかったのですが、おそらくは、三者での話し合いにはそれ独特の特徴があるからってことだと思うんです。
二者では得られない三者特有のものです。
二者ですと、1対1ですから意見が分かれた時に平行線になりがちです。
三者ですと、意見が分かれても1対2ですからね、どちらかに軍配が上がります。あるいは、1対1の話し合いに対して、一人は客観的な第三者としての立ち位置という布陣も敷けますね。
同じ話し合いでも二者と三者ではその様態が大きく異なると。実感としてそのように感じてらっしゃる方も多いんじゃないでしょうか。今ふと浮かんだんですが、夫婦でカウンセリングに行ったりするシーンなんてまさにその効用を用いていますね。
そういう意味でわざわざ「鼎談」という三者で話し合うシーンのための言葉が用意されたのかなと推察してます。
ここまでは「鼎」という文字との出会い。
で、表題ですね。
鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)
1.上位の者の権威を疑って、地位を奪おうとすること。
2.他人の実力や権威などを疑う事。特に地位の高い人に用いられる。
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%BC%8E%E3%81%AE%E8%BB%BD%E9%87%8D%E3%82%92%E5%95%8F%E3%81%86
あとこちらの語源がとても分かりやすい。
言葉の意味的に、もっといろいろなとこで使われていても良さそうなんですけどね。
こないだはじめて見た言葉。
どんどん問うて行きましょう。
鼎の軽重的なものを。
***
大体気になった言葉があるとメモるんですけども、どこで仕入れた言葉かまでメモらない場合が多いんですよね…。手間もかかるし。
で、こうしてnoteに書くときどこで見た言葉だったか気になって気になって「いーっ」てなります。
だいたいどっかのニュース記事なので、ググれば出てくるのですが、今回は出てこなかったな…いーっ。
これかな……。
面倒くさがらず、引用元も残そう。
えいえいおー。
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冒頭にあった博士の異常な鼎談。
博士も知らないニッポンのウラが好評で、シーズンが延長されたようでして、好評だったことからわかるように、めっちゃ面白いです。メインの演者の好き嫌いはあるでしょうけども。
苫米地さんの回だとか、武田さんの回だとか、安部司さんの回だとか。見たのは十年そこいら前ですが、今でも記憶に残っています。
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