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真の安心を得る方法|迷ったら不確実な方へ
伊藤亜紗さんブームきてます。
きっかけは、バチェラー特集Voicyで出会った芳麗さんの放送。
芳さんはね、「安心と信頼は違う」という観点で言及されてたんです。
バチェラー5でいうと、安心を与える長谷川さん(5代目バチェラー)。一方で、女性メンバーから信頼される大内さん。
せやな・・・←と思い、ご紹介されてた本、手の倫理を読んでみました。
グラメモ!
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安心と信頼の違いは不確実性の許容
やっぱり気になる、安心と信頼の違い。
安心は状況をコントロールできていて、社会的不確実性がないということ。大丈夫だろうと確信できて、想定通りの結果が想像できている状態。
一方で、信頼はというと。
その逆で、状況をコントロール出来ておらず、社会的不確実性があるということ。もしかしたらダメになるかもしれないけど、エイヤっと賭けてみる状態で、想定外の結果が許される状況なんだそうです。
書籍の中で紹介されてたエピソードがまた秀逸で。
伊藤さんが出張するとき、その証明書類の提出を求められるんですって。
これって、運営側はカラ出張できないような仕組みを作って「安心」できる状態。つまり伊藤さんに対する「信頼」はないんですよね。
似たようなエピソード、たくさん出てきそうですよね。
組織内の話であれば、定期券の確認、経費申請、残業申請などの労務管理・経費管理系。枚挙にいとまがないでしょう。
家庭内だと、、、
子ども用GPS、お年玉の管理、歯磨き、コップ飲み、お部屋の掃除・・・
親が全部やっちゃえば「安心」ですよね。
確実な未来が見えるから。
でも?
そこに、「信頼」はない。
不確実性を許容していない。
うーん。
・・・親である身として、思い当たる節ばかり。
夫を信頼できなかった全盲の女性
そして最も心に刺さった、
全盲女性のエピソード。
彼女には「安心」の枠外に出ることが必要でした。それは、とりもなおさず、「信頼」にもとづいて生きるということを意味します。偶然声をかけてくれた見ず知らずの人を信じて、その人を頼って生きていく。
(中略)
けれども、そのことが一方では「人を信頼する」という心の動きをこじらせてしまっていました。街で会った人の「無責任な優しさ」を刹那的に信じるということを重ねていくうちに、特定の人を深く信頼するということができなくなってしまったのです。(中略)自分を愛してくれる人、夫になってくれた人を、なかなか信じることができなかったのです。
パートナーを信頼しても、万が一があったときに見捨てられてしまうのではないか。それが怖い。だから、パートナーを信じない選択をした方が「安心」でいられたんです。
・・・切なすぎるってえ。。。
結局、彼女がこの緊張を解くまでに三年の時間がかかりました。相手が他者である限り、不確実性は常に存在します。本当の「安心」がやってくるのは、この不確実性が脳裏から消えるときです。不確実性を乗り越える「信頼」から、それを意識しなくなる「安心」へ。
真の安心とは、信頼を超えた先に。
自分を守るための「安心」から、エイヤと不確実性を許した「信頼」を経てこそやっと、真の「安心」へたどり着けるんです。
この女性のエピソードは、
パートナーシップに悩む人
子育て中の親
管理職として仕事をメンバーに任せられないリーダー
・・・どんな状況にも当てはまる、本質だと感じました。
でさ。
これを知ってしまったら、
「信頼」したくなってきませんか?
子どもにコップごと渡すのは怖いけど、
「こぼされたら着替えればいいや」と。
お年玉まるまる渡すのは怖いけど、
「失敗したっていいや」と。
大事な業務、失敗するのは怖いけど、
「こじれたらその時対応すればいいや」と。
不確実な方へ賭けてみたくなりませんか?
今年のトップ5には君臨することを
確信した本です。
ぜひ読んでみてくださいな。
おしまい
「手の倫理」シリーズ↓
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実はわたし、ライブリートークというお話聴きサービスのホストをしています。
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