親の再婚相手との関係が良好でも要確認。養子縁組の有無#77
親が再婚すると、新しい家族ができることで嬉しい変化が生まれることがあります。特に、義父や義母との関係が円満であれば、その絆はさらに強くなるでしょう。
しかし、親が再婚した場合、将来の相続については注意が必要です。
特に、再婚相手との間で養子縁組が行われているかどうかを確認することが、将来の財産の承継に大きな影響を与えることがあります。
1.親の再婚相手と養子縁組
親の再婚相手が亡くなった際、自分に相続の権利があるかどうかは、まず第一に確認しなければならないポイントです。
再婚時に、再婚相手の実の子供(連れ子)との間で養子縁組がすることがありますが、特に連れ子がある程度の年齢に達している場合、養子縁組をしないこともあります。
2.養子縁組の有無が相続に与える影響
義父母と自分が養子縁組をしているかどうかは、戸籍謄本を見ることで確認できます。
養子縁組が成立していれば、再婚相手の推定相続人として、将来財産を相続する権利を持つことになります。
しかし、もし養子縁組が行われていなかった場合、法的には相続の権利がありません。
義父母が遺言などで財産の渡し方を決めていない場合には、義父母が亡くなった後に思いがけないトラブルや手続きが発生することも考えられます。
3.権利の有無を知らないことのリスク
「義父母と仲は良いし、将来は自分が看取るつもりだから、義父母名義の家も当然自分が引き継ぐだろう」と考えている方がいたとします。
しかし、いざ相続の時が来たときに、「実は自分には権利がなかった」と判明すると、残された家族の生活に大きな影響を与える可能性があります。
相続の状況によっては、財産を引き継ぐことができず、家を手放さざるを得ない状況になるかもしれません。
4.まずは現状確認から
義父母との関係がどれほど良好であっても、将来の相続で法的に財産を受け継ぐ立場にあるかどうかは別問題です。
中には、養子縁組している”つもり”だったのに、手続きができていなかった方もいます。まずは状況を確認することが、将来どんな手続きが必要なのかを知ることに繋がります。
はっきりと分からない場合は、まず戸籍謄本を確認することをお勧めします。そして不安な点があれば専門家に相談しましょう。それによって、将来の相続に関するリスクを未然に防ぐことができるでしょう。
取得した戸籍謄本は、書かないエンディングノート®️に収納しておきましょう。
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