
個性の輪郭を太くする抑圧

一見、短所と思えるところを、「これは自分の個性なのだからしょうがない」と諦めた(明らかにした)瞬間手に入るもの。それが、唯一無二の美。
「花は好きなんだけど、なにせ不器用なので〜」とおっしゃる方がとても多い。でも、私も同類だからよくわかりますその気持ち。
不器用な人ほど、努力をするので時間はかかっても確かな技術が身につきます。更に、その先には、人から「教えて欲しい」と言われる可能性まで開けてきます。
好きこそものの上手なれ。好きだから楽しく努力を続けられ、高い技術が身につきます。だから、諦めないで続ける事が大切なのですね。

これができない、あれがダメ、ここが短所と、まるで自由を奪う制約にがんじがらめになってしまう時。そこをぐっと受け入れてエッジを立てたら、素晴らしい個性が表出してきます。
なんでも自由に使いこなせる魔法の武器を手に入れるより、ちょっとポンコツな武器で戦う方がゲームはスリリングなエンターテイメントになるはず。

花はいずれ枯れてしまう。そんな最大の制約があるからこそ、美しさを表現することに果てはない。