行けぬなら行くまで読もうフィンランド!【ほんとはかわいくないフィンランド読書レビュー】
行けぬなら行くまで読もうフィンランド!
これは先日買った
『ほんとはかわいくないフィンランド』
という本の帯に書かれていました。
コロナで実際に行けないなら、
行けるようになるまで本を読んで楽しめばいいじゃないか!
というメッセージをこの短文で何ともストレートに伝えてきます。
こういうワードセンス憧れますね。
帯の話はさておき、
この本なかなかよかったのでご紹介しようと思います。
ほんとはかわいくないフィンランド
この本についてざっくり
この本はフィンランド人と結婚し、フィンランドに住むことになった著者芹沢桂さんによるエッセイです。
この本には続編がいくつか出ていて、
『やっぱりかわいくないフィンランド』
『意地でも旅するフィンランド』
があります。
”かわいらしい北欧の雰囲気ただようおしゃれな街”
このようなフィンランドのイメージを覆す実態!
はたまた、
初めて知った!フィンランドのここ素敵!
のようなよい一面ももちろん書かれています。
フィンランドを知る
みなさん、フィンランドについてどのくらい知っていますか?
私は興味こそあったものの、全くといっていいほどフィンランドについて何も知りませんでした。
マリメッコがフィンランド発のブランドであったことも、この本を読んで初めて知りました。
この本ではフィンランドでの暮らしについて、
イベントや食文化、国の制度や町並みなどが詳しく書かれています。
著者フィンランド在住ですので、
旅行記とは少し違う部分があります。
著者は旅行でもフィンランドを訪れたこともあり、
そのときとのギャップも語っています。
フィンランドというか北欧は、
福祉が手厚い国という印象があります。
やはり、
医療費が無料だったり、出産時のサポートが手厚いというようなことも書かれていました。
他の国のことについて知るのっておもしろいですよね。
日本の制度や働き方、福祉に対する考え方が世界共通ではないことを改めて実感します。
読んでるだけで美味しそう
私のこの本の好きなところはフィンランドの食事がところどころでたくさん紹介されているところです。
フィンランドの食事、とってもおいしそうなのです。
伝統的で代表的な料理!フィンランドらしい!
というのはそこまで出てきませんが、
出てくる料理を想像するだけで美味しそう。
ニシンの酢漬けや、スモークサーモン、ハーブと塩漬けの魚、ライ麦パン、ホットワインなどなど。
どうやらフィンランドはお魚が美味しいみたいです。
私はお魚大好きなのでとっても魅力的です。
行った気分になれる(もっと行きたくなる)
帯にもあった通り、
この本を読んでいるとフィンランドに行った気分になれます。
お金も時間もかけずに遠く離れた国の雰囲気を味わうことができるのが本のいいところでもありますね。
フィンランドでの暮らしを日本人の視点から
かなりこと細かに綴られています。
リアルな雰囲気を体感するのにはぴったりです。
そして、
さらにフィンランドに行ってみたくなっちゃいます。
フィンランドの隠れた魅力もたっぷり紹介されていますので、行った気分になって満足かと思いきや、さらに行きたくなっちゃう自分がいました。
早く自由にあっちこっち旅できる日が来るといいですね。
まとめ
今回、芹沢桂さん著の『ほんとはかわいくないフィンランド』をご紹介しました。
こちら文庫本でページ数もそれほど多くなく、手に取りやすいかと思います。(私もそんな感じで気軽に購入しました。)
ちょっと暇な時間があればすぐに読めてしまいます。
それでいて、
うわあフィンランドいいなあ
とときめいたり心温まったりと、
プチ充電にはもってこいです。
ぜひ読んでみてくださいね。
表紙デザインもなかなか素敵でお気に入りです。
本日もよい読書ライフを!