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音楽するか死ぬか
最近はジャズを少しずつ聴いている。
分からないなりに、いいなぁと聴いていたのだけど、ブルージャイアントを読み始めてからというもの、少しずつ背景が見えてきて、知りたい欲がうずうず。
わたしよりは少し詳しいぴー太に何から聴けば楽しいかを教えてもらいつつ、レコードを聴く日々を過ごしていた。
せっかくなので、神戸に住んでいた頃通っていたらしいM&Mに連れて行ってもらう。
夜は「ブルーノートレコード」という、アメリカのジャズレコードレーベルのドキュメンタリー映画を観る。
「音楽するか死ぬか」
それしか道がなかったのだと語るジャズシンガーであり、アフリカ系アメリカ人の強い言葉。ジャズとヒップホップの共通性、歴史を辿りつつ、ジャズってぜんぜんおしゃれじゃない、むしろ戦いのようだと思う。そして、より惹かれる。
いいなぁと漠然と感じているものの正体が分かってくると、楽しさが倍増する。
サムシンエルスのレコードを聞き、関連するnoteや本を読み、アーティストごとの音の違いを聞き比べる。秋っぽいなこのアルバムとか考えながら聴く。知識と感性の間をたのしむくらいがわたしにはちょうどいい。( どうしたって難しいことは分からない )
本も音楽も映画も美術もすべてつながっているので、どれかに触れると必然的に関連するものは知りたくてたまらなくなる。
歳を重ねるごとに、もっと知りたいと思うものが増えて、どれだけ時間があっても足りないなあ…という、うれしい悩みを持っている人はわたしだけじゃないはず……
最近は民族やら自然にも興味津々だし、どうしてくれよう……知るのはたのしい。