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暮らしづくりのトリセツ

あなたが思い描く暮らしは、どのようなものだろうか。
理想とする自分は、どんな姿だろうか。

暮らしは、自分を映し出す鏡という。

思い描く自分になるための第一歩として、暮らしを見直したり、整えていくことは必要不可欠なようだ。

筆者の場合、人生の転機で起きた金銭問題を解決するために、まずは他所の人の暮らしかたを知ることからはじめた。

選択肢を広げるべく学びはじめると、ミニマリストという言葉に出会った。
その人たちの暮らしぶりは、当時お金のことで切羽詰まっていた状況を打開するための、素晴らしいヒントになった。

現在ミニマリストになったのかと問われると、そうではない。
価値観は様々だし、取り入れ方も色々だ。

それでも、考え方は多いに活用させてもらった。
生きて活動するための土台づくりは大切だ。


今回は、自分らしい暮らしをどのようにして見つけたのか、についてまとめている。
この記事を読み、暮らしを見つめるきっかけにしてもらえたら、この上なく嬉しい。




自分らしい暮らしの見つけかた


おおまかなステップは4つ。

「考える→探す→実践する→確認する」

ひとつずつ見ていこう。


1.考える


まずは、いろいろな視点から自問自答をする。
そして課題を見つけたり、理想を見つけることが最初のステップだ。

今よりも良くしたいところは?
不満に感じることは?
不安に思うことは?
笑顔になれる暮らしは?
幸せを感じる暮らしとは?
疲れがとれる暮らしは?
癒される暮らしかたは?
その当たり前は、本当?

書き出していくことで、少しずつ考えが整理され、頭もスッキリしてくるだろう。

例えば、こんなふうに答えてみる。

子どものおもちゃを片付けやすくしたい。
誰も労ってくれない。
貯金がない。
くつろげるリビングにしたい。
美味しいご飯を家で作って食べたい。
ぐっすり眠りたい。
服を買いすぎる。

自分への質問に答えたら、次のステップへ進もう。


2.探す


ここでは、深掘りしていくことがテーマだ。

「考える」で見つけた答えに、「どうしてそうなった?」「それじゃあ、どうする?」と2つの質問をしてみよう。

この質問の答えに困ったときは、探すのだ。

Instagramは、画像と一緒に暮らしぶりが見られるので、思い描くかたちが探しやすいだろう。
そのほか、ブログや雑誌、本もおすすめだ。

自分の中から生み出せないものは、周りから取り入れるといい。
上手にやりくりしたり、幸せのかたちを見つけている人を探して、情報収集するのだ。

そして、自分に当てはめていこう。

子どものおもちゃを片付けやすくしたい。
→おもちゃの数が多いのかも。
→おもちゃを減らす。

誰も労ってくれない。
→そもそもこちらが、相手にやさしく声をかける余裕がなかったのかも。
→家事の負担を減らす。

貯金がない。
→お金の使い道を、はっきりわかっていなかったようだ。
→家計簿をつける。

くつろげるリビングにしたい。
→物が片付いていないからくつろげないんだ。
→片付くしくみをつくる。

美味しいご飯を家で作って食べたい。
→冷蔵庫がパンパン、調味料もあれこれあって、作りたいものがわからなくなる。
→冷蔵庫や調味料の整理をする。

ぐっすり眠りたい。
→寝具にこだわりがなかった。
→いい寝具を買うために貯金をする。

服を買いすぎる。
→似合う服がわかっていないせいかも。
→似合う服のデザイン、色、自分が好きな系統を知ることからはじめる。

みなさんは、どうだろうか。


3.実践する


ここからは、「じゃあ、どうする?」の答えを実践するために、計画を立てよう。

いつ?
なに(どこ)を?
どのようにして?

上の質問にそって決めていくと、行動にうつしやすいのではないだろうか。

ひとつだけ、例に挙げてみよう。

子どものおもちゃを片付けやすくしたい。
→おもちゃの数が多いのかも。
→おもちゃを減らす。

いつ?
→子どもと一緒にできる休日
なに(どこ)を?
→おもちゃが収めてある棚のひとつ
どのように?
→すべて出して、いるもの、いらないもの、保管するもの、の3種類に分ける。棚の8割収納を目安に、減らしていく。

たしかに、骨の折れる作業だ。
しかし、小さなことから、小さな場所からでもコツコツと取り組めば、かならず良い変化を感じられるだろう。


4.確認する


最後は、帳尻合わせだ。

つくり上げた暮らしが心地よいか、自分自身にきいてみよう。

他所の人の価値観で決めたことや、身の丈をこえていることは、どこかで息苦しさを感じてくる。
また、体調に異変がでている場合も、もう一度やりかたを見直す必要があるだろう。

何度もこれらの過程を繰り返して、少しずつ、自分らしく、自分にあった暮らしが見つかっていくのだ。


まとめ


自分から主体的に暮らしをつくっていくメリットは、気持ちが落ち着いた状態で日々の活動ができることだ。

土台が強い建物は、どんな衝撃にも耐えている。

つくりあげるという作業は大変手間なものだ。
少しばかり時間がかかるものだと思って、のんびりと取り組んでいただけると嬉しい。

また、終わりはなく、決まった答えもない。

そして暮らしは、常に変化していくものだ。

やわらかく考え、その時その時のベストを尽くしていこう。

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