話のはなし

つれづれなるままに きもちをのせて 風のようにきえていきたい 3年間を生きのびるための…

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つれづれなるままに きもちをのせて 風のようにきえていきたい 3年間を生きのびるための記し 残された者の日々

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夢かうつつか… 【0/1096】

(子どもを亡くしたあとの世界について書いています) 突然の晴天の霹靂の まるで信じられない出来事 しんとしたなにもないところに ただ静かにいるそこははじめての場所だ 不安やなんの疑問もなくただ静かにたたずむ だってそれしかできないのだから なにも感じられないのだから しかし人の生への執着か だんだんと空気がかわりリアルがもどる でもまた夢でそこへもどる 夢の中にいられたらよかった すすみたいと思う気持ちがうらめしいのがうつつ きみはどこにいる? 夢

    • 【737/1096】おせっかい

      思えば 人の荷物まで 背負おうとしていた なんでもかんでも 目につくものが気になるおせっかい 自分の荷物がつぶれることをいとわず なぜ 人のことばかり考えていたのか 人 とはこどもなら仕方ない 人 とは主にパートナーのことだ 彼には彼の荷物があったのに なぜかわたしが変わりに背負った 頼まれてもいないのにね 人の問題に口出し手出ししてはならぬ It is your Business. わたしのものでなかった その切り分け 境界があいまい 真ん中っ子で育ったせいもある ど

      • 【736/1096】背負える形

        広がったままの罪だの後悔だの 疑惑に不安 絶望的な気持ちの内容物 それらを点検し この先の未来に持っていけるかどうか 取捨選択しようと思う 過去は変えられない "覆水盆に返らず"と いうことわざを知って ほんとにそうだと思った小学生のとき まさか 未来にこんなことが 起こるなんて思いもよらなかった なんでもかんでも背負えない 今は旅行もガラガラと キャリーで行く人が多いけど 大切なものは背負うなり 身につけておきたい きみへの気持ちは身近にしておきたい 捨てられないこと

        • 【735/1096】自分の問題を分解する

          山登りに行った 体力もないのでパッキングは軽く いるもの いらないもの 自分が登る山で背負える重さに 厳選していく 山を登りながら 私生活も身軽でありたいと思った いらないものは手放そう それは物理的なことだったけれど きみのこと=自分の問題も 同じように考えられるのではないか 自分が背負える形に 選定していってもいいのではないか と思い始めた わけの分からない時期は終わり わけが分からないなりに まとまり始めた事実や思い それらの重さを実感し絶望し 床に転がしたままに

        • 固定された記事

        夢かうつつか… 【0/1096】

          【734/1096】命を無駄にしないために

          子どもをなくした方のこと その子の命を無駄にしないために ある活動をされている 時間が進むうちに 親であるという感覚が 薄れていくのを感じる と言っていた 息子の苦しみに気づかず ケアすることもできず たったひとりで逝ってしまった 逝かせてしまった自分に いったい何ができるのだろう やれることはあったし やってあげたいこともあった でも できなかった きみも伝えたいこと 相談したいこと たくさんあったはず でも 言えなかった 言っても理解されず  これ以上傷つきたくなかっ

          【734/1096】命を無駄にしないために

          【733/1096】山あり谷あり地獄あり

          人生の3つの道 上り坂 下り坂 まさか 人生楽ありゃ苦もあるさ 苦 どころの騒ぎでない 山あり谷あり その先に地獄あり それでも人ははい上がる 爆弾が落ちなくとも 奈落に落とされることはある なかなか突然のこと 思いもよらぬこと  それがまさか まさかは地獄だったのか 戦争もなく インフラも整って 基本的には 普通に暮らせる人が多い国で こんなにも自ら亡くなる人がいる ほんと 大きな問題だと思う 当事者 というものにならないと 誰にもわからないことって ほんとにたく

          【733/1096】山あり谷あり地獄あり

          【732/1096】踏み出してみたら意外な道

          謎をときたくて一歩踏み出した その一歩が怖すぎて ずっと二の脚をふんでいた 踏み出してみたら 世界はとても寛容でやさしくて なんでもっと早くに と今さらながらの後悔をする けれど タイミングは今だった 今しかなかったんだろう 少しだけ謎が解けた そんな気がした 生きてるだけでよかった そのことを改めて思う 不眠で夜中にひとりでいると たしかにあちら側へ 引かれていく気持ちがある こんなことが続くならと 気持ちが弱る 眠れないことはとても辛いことだと 今になって知る 今に

          【732/1096】踏み出してみたら意外な道

          【731/1096】3年目のはじまり

          終わればはじまる はじまれば終わる 3年投稿まであと1年 はじめた頃と明らかに心境がかわった 苦しいときはかわらずある それと別の楽しみもある 進んできた道もある 救われるときもある 時間薬なんてわかりやすいことばに したくないけれど 時間に救われている部分はある 傷つくこともある ズタボロの傷は生乾きでなく かさぶたができつつある 大きく空いた穴に かさぶたができると 専門家も言っていた なんでなんでも知ってるんだろう 自分がどこにいるのかわからなかった そういう気持

          【731/1096】3年目のはじまり

          【730/1096】2年目の終わり

          書きはじめて2年目の終わり だから何だって話 なにも変わってない ただ時は過ぎた ただそれだけ 残された者の日々

          【730/1096】2年目の終わり

          【729/1096】不眠

          おやすみ3秒で睡眠の自分が 不眠になっていた 寝ようとしても 2〜3時間 眠れない 朝焼けになる前にと眠ろうとする 眠れない そういう日が何日か続いた 眠ろうとすると ある考えが浮かび それに付随するもの いろんな想像がふくらんで どんどん眠れなくなる 頭から考えが離れない 身体はつかれているのに 頭だけ忙しい 不安 憤り 疑念 自責と他責 なんの得もなく 辛いだけなのに それらから離れられず 眠れなくなる きみはどのくらい 眠れない夜を超えたのか そんなこと考えもしなか

          【729/1096】不眠

          【728/1096】誰かの痛み

          自分の苦しみでさえ苦しいのに 誰か大切な人に痛みがあるとき 自分のことよりも苦しく どうしようもない なにができるのか なにかよくなる術はないのか ある人が病になり  痛みを伴う生活になった わたし達が苦しいとき あの人もきっと なにかできることはないか 自分のことよりも苦しみながら こちらの幸せを願っていたのだと 今になって気づく  ことばにすれば恩のある人 愛のある人に 自分たちはなにができるのか なにを返したらいいのか お願いだから あの人を連れて行かないでと きみ

          【728/1096】誰かの痛み

          【727/1096】ふり返り

          ここ数年 秋口は山に行っている 自然の中に身を置き 普段の生活からはなれてみる 緑が足りなかった いつもそう思う 緑の多いところに住みたい そう思う 田んぼの多い地域で育った 山もあったし 川もあった きみたちもできたら そういうところで育てたかった ネックは仕事 大人の仕事にこどもは振り回される どんな家庭もそうだけど うちは特にそういう傾向が強い 仕事がなければ食えない 食えるほど働けることに感謝すれど ライフワークバランスが取れないこと それがネックだった 自然の

          【727/1096】ふり返り

          【726/1096】引っ越したい

          きみと長らく住んできた家 思い出がありあまる その家 場所から引っ越したい 逃げたい 誰にも言えない思い 調べたくても開示するのがこわくて つらい気持ち 苦しいことを 自分の中で抱える 誰とも共有できずに苦しむことって 辛いんだね まるで きみのようだ 誰にも言わず 言えず 理解されず 苦しみ旅立った この今の自分の状況は きみの立場をなぞるかのようで 本当の気持ちを言えない 助けてもらいたくても リアルには共有できない だから ネットに繋がったのか 自分のしたことは

          【726/1096】引っ越したい

          【725/1096】いろんな姿に変わって現れる

          ふしぎな夢を見た ある人がいろんな姿に変わり 出たりひっこんだり 正体を掴めない そんなオチ 目が覚めて きみもそうなのかなと思った いろんな姿に変わって 自分たちの前に現れている 姿形がちがうから 気付けないだけで ドラマの見すぎかっ って思うけど そうでない証拠もないし もしかしたらそういった 不思議なことだってあるかもしれない わたしはきみを探している どこかにいるんじゃないか なにかに生まれ変わっているかも 荒唐無稽かもしれないけど 探している自分も存在している

          【725/1096】いろんな姿に変わって現れる

          【724/1096】戯言

          よくもまあ こんなに毎日 書くことがあるね うだうだ ぐちぐち 書くことが出てくるほど 頭の中が忙しいのだ いつも なにか  きみのことを考えている 考えても考えても終わりがなく 切り離されないものを ずっと抱えていくんだろうね 飽きずに  飽きない といえば きみは飽きない人だった 平凡ということはなく  常になにかしらのことが起きたり 起こされたり 平穏からも遠い日々があったよね そのことを受け入れ なんとか自分の価値観の枠を広げ 理解したかったけれど きみの速さにお

          【724/1096】戯言

          【723/1096】幸せだと念ずる

          どうしようもないときは これまでもあった もうダメだと思うことも 何度もあった それらの日々も 今思えば 幸せだった  今が不幸かといえば 不運 無念 無能であるけれど 不幸とは呼べない 不幸でないなら 幸せもあるのか 自分で自分に思い込ませる 今も幸せなんだよ 「どのへんが?」とかツッコミ入れず 自分に言い聞かせる 言い聞かせ続けていれば 好転していくらしいわ まるで修行だね 思い込みのおまじないは たしかにわりと効く 大丈夫 大丈夫 と思うと すこし 大丈夫にはなっ

          【723/1096】幸せだと念ずる