石徹白Life2008日目【森で遊ぼう!一歩踏み出してみれば!】石徹白保育園からのご依頼で、親子参観の企画運営を夫婦でさせていただきました。
子どもたちが森へ入る機会が少ないのは、
都会だけではなく、山に包まれた場所に暮らしていても同じかもしれません。
何度か下見をしたり、保育園の先生方と打ち合わせをして、
テーマを「森で遊ぼう!」に決めました。
まずは森の楽しさを知って、可能性や選択肢を広げてほしいという思いです。
朝10時の集合後、林道を歩きながら「フィールドビンゴ」を楽しみつつ歩きます。
ちょっとしたきっかけがあれば、
歩いたり、探すのもさらに楽しみが増えます。
子どもたちは周りにある面白そうなものを発見し、
「これは毒だよ」など、私達に教えてくれることもありました。
いよいよ森へ入ります。
何人か怖気づいてしまう子がいるかもしれない思いましたが、
全く心配無用でした。
鹿の足跡がありました。
生き物たちの存在を感じながら、
それぞれのペースで楽しそうに森を歩いていきました。
倒れ掛かった木を伝って歩くのはスリルがあります。
怖いと言いながらも、少しずつ進めている様子を見ているお母さんたちの顔も
どこか嬉しそうでした。
ターザンロープをするために、場所を創りました。
落ちた時にケガをしないように、
みんなで鋸で灌木を切って動かします。
2歳のRくんも一生懸命、藤蔓を切ってくれました。
1回で飽きることはなく、もう1回、もう1回と感触を楽しんでいるようでした。
刃物も火も森も川も、危ないという一言で遠ざけてしまっていることの、
なんと多いことか。
こうやって大地に触れて、その場にあるものと関わり、
自分の存在を確かめていくひと時はとても豊かです。
空を見上げて、風で踊る木々の様子を見たり、
木に吊るしたハンモックも大人気でした。
遊び道具が無くても、森を歩いている姿も見かけました。
木洩れ日を浴びながらの昼食。
日陰は涼しげで僅かな陽射しが心地よいと感じるほどでした。
ご飯を食べたら解散ですが、
最後まで子どもたちは名残惜しそうに遊んだり、
片付けを手伝ってくれました。
「ここなら森のようちえんができるね」そんな声がいくつかありました。
あー面白かった。そんな話が、笑顔が、集落に満ちていきますように。
子ども達に私がたっぷり遊んでもらって、心地よい疲れの夕暮れ。
森が在るだけではなく、そこに人が関わること。
共に在る未来への希望を感じつつ一日が終わろうとしています。
みんな、ありがとう!
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