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タンパク質のランクづけ!アミノ酸スコアの秘密
プロテインなどのパッケージに書かれている「アミノ酸スコア100」の文字。
じつは食品に含まれているタンパク質には、ランクがあるのです。
タンパク質は分解されると、20種類のアミノ酸に変わります。
そのうち、体内で合成できないものが9種類。
含まれる食品などを摂って、補給しなければいけません。
この9種類を必須アミノ酸といいますが、全種類がバランスよく揃わないと上手く機能しないという、困った性質をもっています。
たとえ8種類の値が100であっても、1種類が50なら、全体として50の力しか出せないのです。
足りないアミノ酸があれば、それに合わせたパフォーマンスしかできません。
必須アミノ酸9種類はそれぞれに、評点パターンが定められていて、そこに対してもっとも不足している種類を、第一制限アミノ酸といいます。
逆にすべてが、評点に達している食品のスコアは、最高値の100です。
多くの動物性食品と、畑の肉である大豆は、やはりハイスコア。
肉、魚、卵、大豆、チーズ、ヨーグルト、牛乳などは、アミノ酸スコアが満点です。
つまり含まれるタンパク質が、体内でフル稼働できるということ。
いっぽうで植物性の食品は、おおむねスコアが低くなり、枝豆92、ブロッコリー80、かぼちゃ68、米65、アーモンド50、小麦粉44、とうもろこし31とふるいません。
若い状態の大豆である枝豆と、野菜の王様ブロッコリーが健闘してはいますが、、、
ただしアミノ酸スコアが低くても、弱点である第一制限アミノ酸を含んだ食品と合わせれば、スコアアップが可能です。
たとえば、お米に不足している必須アミノ酸(第一制限アミノ酸)はリジンですが、大豆には豊富。
そこで納豆かけご飯にすると、食事全体のスコアが満点の100となり、栄養価が高くなるという魔法のような裏ワザもあるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。