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思考は現実化する – 少しずつ進む、私の歩み
「思考が現実化する」と聞くと、どこか特別な力があるように感じるかもしれません。
私も以前は、ただの「ポジティブ思考」やスピリチュアルの一種だと思っていました。
でも、入学式の日に大きな目標を掲げたあの日から、少しずつこの言葉が現実味を帯びてきたのです。
その日は、特別研究員DC1に採用されるための計画を立てました。学部時代からの指導教員と一緒にです。なんとなくできそうな気がして、ワクワクが止まりませんでした。
計画を立てた翌日には、2つの学会に入会し、5月の1週目までにポスター発表のabstractを2本、大学紀要論文1本を仕上げる目標を設定。やるべきことが見えてきた途端、フルスピードで動き出した自分に少し驚きました。
目標が見えてくると、期待とワクワクが湧いてくるのと同時に、だんだんとプレッシャーも増えてきますよね。大きな目標を持つと、つい自分を追い込みすぎてしまうこともあります。
私の場合、最近、不眠が続き、夜中に何度も目が覚めるようになりました。体も心も限界に近づいているのがわかって、正直つらかったです。
だからこそ、一度立ち止まることにしました。論文の執筆もお休みして、心と体をリセットすることにしたんです。小さな休息の決断でしたが、それが意外と大きな一歩になりました。再び気持ちを整える時間になったのです。
そして、少しずつ進むことの大切さを改めて感じるようになりました。
「少しずつでもいいから前に進もう」
そう自分に言い聞かせながら、また歩みを再開しました。焦ることなく、自分のペースで進むことで、心の余裕が戻ってきた気がします。
ちょうどその頃、指導教員から「レベルが上がったね」と評価されたことが、自信にもなりました。ほんの少しでも前に進んでいればいいんだと感じ、自分を信じる力がわいてきた瞬間でした。
このプロセスを通して、「思考は現実化する」という言葉の意味が少しずつ見えてきました。目標を書いた紙を部屋に貼り、毎日それを目にすることで、思考が現実を支える力になると感じます。
「もしかしたらできるかも」という気持ちが、「必ずできる」へと変わっていく。それが信念となり、日々の行動を支え、未来を少しずつ近づけていくんです。
今、投稿論文の仕上げというラストスパートに差し掛かっています。
フルマラソンで言えば35km地点でしょうか。ここまで来たからこそ、あと少し頑張れる気がします。
この経験が教えてくれたのは、思考はただの夢物語ではなく、意志を持って歩むことで現実の形を帯びていく、ということ。これからも少しずつ、未来に向かって進んでいこうと思います。
きっと、大学教員にもなれると思います。
あなたも何か目標を持っているでしょうか?それがどんなものであれ、少しずつ前に進むことで、いつかその思考が現実になる瞬間が来るかもしれません。
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