たくと

心理学/哲学/教育について書きます。「あなたの日々に新たなインスピレーションを」/毎日投稿130日達成/大学院生です。

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心理学/哲学/教育について書きます。「あなたの日々に新たなインスピレーションを」/毎日投稿130日達成/大学院生です。

マガジン

  • ゆっくり人生の大切さ

    忙しい日々に追われるあなたへ、少し立ち止まり、ゆっくりとした時間の大切さを思い出すためのマガジンです。頑張りすぎず、自分のペースで歩むことが、時には人生を豊かにする秘訣です。心と体をリフレッシュするためのヒントや、穏やかな時間を過ごすための考え方をお届けします。

  • 心に残る日々のメモ

    日常の中でふと感じた小さな気づきや、大切な瞬間を切り取ったエッセイ集。ありふれた日々の中に潜む美しさや感動を、やさしい言葉で綴ります。忙しい毎日の中で見過ごしてしまいそうな、けれど心に残る一瞬を、ここで振り返ってみてください。

  • 新しい学びの形

    教育に対する新たな視点や気づきを探求するマガジンです。従来の枠にとらわれず、現代の教育のあり方や革新的なアプローチについて考察し、深く学べる記事をまとめています。これからの教育を形作るためのヒントや、学びの新しい可能性を一緒に見つけていきましょう。

  • 自分研究所

    「自分研究所」は、日々の自己分析や未来の目標について考える場所です。自分自身と向き合い、時には新しい発見をしながら、自分の可能性を探求する過程を綴っています。日常の小さな気づきから、大きな夢や目標まで、自分をより深く理解するためのヒントを提供します。あなたも一緒に、自分という存在をもう少し深く覗いてみませんか?

  • 失敗を素直に受け入れるためには

    このマガジンは、完璧主義や失敗の恐れ、他者への頼り方に悩むすべての人のためのマガジンです。失敗を隠すことの心理や、どうすれば他人を頼りながら成長できるのかを考え、前向きな学びに変えるためのヒントをお届けします。自分らしく、素直に失敗と向き合い、強くなるための「教科書」として、あなたの心にそっと寄り添うコンテンツを発信していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

心理学論文の進め方~パラグラフライティング&論文執筆の極意~

はじめに卒論や修士論文の執筆に悩んでいる学生や院生の皆さん!この章では、論文執筆に欠かせないスキルであるパラグラフライティングの基本を、初心者にもわかりやすく解説します。これを読めば、論文の質が格段に向上すること間違いなしです! さらに、第2章では、心理学の論文をどのように進めていくかについて、具体的なアドバイスを提供します。不安を抱える皆さんにとって、必見の内容となっています。ぜひご覧ください!

¥500
    • 自然体で自由に生きるとは

      窓の外から暖かな陽射しが差し込む静かな研究室。私は先生に自由について相談したくて、久しぶりにそのドアを叩いた。いつも穏やかな表情で話を聞いてくれる先生なら、このモヤモヤした気持ちを少し軽くしてくれる気がしたからだ。 私:「先生、ちょっといいですか?」 先生:「どうぞ、どうしたんですか?」 私:「最近、自由に生きるってどういうことなのか、ずっと考えていて…。シンプルなはずなのに、どうしてこんなに難しいんだろうって感じるんです。」 先生:「自由に生きるか…。それは興味深い

      • 焚火が教えてくれた、自然体の大切さ

        先日、ソロキャンプに出かけ、焚火を眺めながら老子の本を開いていました。 火がゆらゆらと揺れ、暖かさがじんわりと体を包む。そんな静かな時間の中で、ふとあることに気づきました。 焚火というのは、意外と繊細です。 火をもっと大きくしたいと思って、やたらに木を足したり、火の部分をいじりすぎたりすると、かえって燃えなくなることがあります。木を詰め込みすぎれば、空気が足りなくなり、不完全燃焼を起こします。逆に何もしないと火は静かに燃え続け、必要なときに自然に燃え上がります。 その姿を

        • 曖昧なものを受け入れるということ

          論文を書くことは、私にとって大切な軸だ。 でも、その過程でふと立ち止まることがある。 物事はいつも、はっきりしないままだ。 進んでいるのか、停滞しているのか。 うまくいっているのか、それともまだ足りないのか。 そんな曖昧な状態に出会うと、 「答えを出さなければ」と焦る自分がいる。 人はきっと、曖昧なものを嫌うのだろう。 分からないことに耐えるのは怖いから。 だから、名前をつけて安心しようとする。 「これは楽しい」「これは辛い」 そう分けて考えれば、少しだけ楽になる気がする

        • 固定された記事

        心理学論文の進め方~パラグラフライティング&論文執筆の極意~

        ¥500

        マガジン

        • ゆっくり人生の大切さ
          19本
        • 心に残る日々のメモ
          12本
        • 新しい学びの形
          21本
        • 自分研究所
          27本
        • 失敗を素直に受け入れるためには
          3本
        • 【無知の知】あなたの常識をぶっ壊す
          23本

        記事

          「最高」と「最悪」は同じもの

          論文を書くことは、私の生活の軸だ。 でも、時々思う。 それは人生そのものじゃない、と。 一度、書くのを止めてみた。 不眠になってしまったからだ。 止めたら、空白が生まれた。 そこに新しいものが入ってきた。 研究のアイデアや、 「あ、これが幸せだったな」って感覚。 でも、それは単純な話じゃない。 「最高だ」と感じる瞬間にも、 「最悪だ」と思える側面がある。 論文が進むと感じたら、 「これで本当にいいのか」と不安になる。 逆に、停滞しているとき、 「ここで立ち止まるのも悪

          「最高」と「最悪」は同じもの

          人生は焦らなくても勝手に進む

          最近、論文を書くのをやめてみた。 不眠になってしまったから。 でも、止めたら気づいた。 何かが空いた。 そして、その空いた部分に 新しい研究のアイデアや、 「あ、これが幸せだったな」って感覚が、 ふっと戻ってきた。 論文を書くことは私の生活の軸だ。 でも、人生を犠牲にして成し遂げるものではない。 論文を書くことは、私の仕事だと思う。 けれど、それが人生そのものではない。 それは、大切にしておきたい感覚だ。 最近、思う。 人生にはもっと大切な時間がある。 論文を書くだけ

          人生は焦らなくても勝手に進む

          社会不適合者

          社会に合ってない と 感じる時がある。 自分自身のことを よくよく見つめると 人とは違うということが わかる 毎日決まった時間に デスクワーク 好きでも嫌いでもない仕事を 一生懸命できる そんな人は素晴らしい 本当に尊敬する 皮肉ではない 私はゾッとする 決まったルーティンワークをしていると 壊れてしまう 誰かに時間を制限されるのが怖い 誰かにやるべきことを決められるのが怖い だからこそ 自分にしかできないことがあると思い 欠けている部分を補うように 今日

          社会不適合者

          自己分析の仕方とその重要性:自分の弱さに向き合うための具体的方法

          はじめに 高校3年生の頃、私は大学受験に向けて漠然と勉強を進めていました。正直、受験を少し甘く見ていたのかもしれません。「時間が経てば自然に点数が上がるだろう」と、どこかで楽観的に考えていたのです。しかし、結果は見事に不合格。合格通知が届かず、心底悔しくて、泣きそうになるくらい恥ずかしかったのを覚えています。 浪人生活が始まり、そこで初めて私は自分の弱さに向き合うことの重要性に気づきました。この経験を通じて、自己分析の力を知り、自分を変えるための具体的な方法を見つけること

          自己分析の仕方とその重要性:自分の弱さに向き合うための具体的方法

          夢や理想を追うあなたに老子を送る

          人生をかけて追い求めていた夢や理想が、ある日突然ただの絵に見えてしまうことがある。 まるで、ずっと空を見上げていたはずが、実はその先に広がっていると思っていたものがただの壁だったと気づくような感覚だ。 論文が進まず、いくら頑張っても思うようにいかないとき、その「壁」がぐっと目の前に迫ってくるような気がする。キラキラしていたものがガラッと崩れて、目の前が真っ暗になる。そのときは、何も見えなくなってしまったように感じる。 そんな時に出会ったのが、老子の『道徳経』だった。タオ

          夢や理想を追うあなたに老子を送る

          「なるようになる」の本当の意味

          最近、論文を書いていると、どうしても壁にぶつかる瞬間があります。 最初は計画通りに進めようと意気込んで取り組むけれど、思った通りに進まないことも多いし、途中でこれでいいのかと迷いが生じることもしょっちゅう。 何度も手を入れて、また書き直して。それでも終わりが見えないとき、 「もう、なるようになるしかないのか…」 とふと思うことがあるのです。 けれど、「なるようになる」という言葉に本当にすがっていいのか?自分の努力が足りないだけじゃないか?そんなふうに感じる自分もいて、葛

          「なるようになる」の本当の意味

          「子供と向き合う時間」ってなんだろう

          1. 理想の響きを持つ「子供と向き合う時間」 「子供と向き合う時間」という言葉を聞くと、多くの人は何か温かく、理想的なイメージを抱くのではないでしょうか。 教室で教師が子供と1対1で対話し、子供が安心して話せる環境を作り、学びを支え、心に寄り添う光景…。そんな理想を、私たちは自然と頭の中で思い浮かべてしまいます。 しかし、実際にはこの理想を実現するのは簡単ではありません。 多忙な現場では、「子供と向き合う時間」は確保するだけでなく、その質も確保しなければなりません。こ

          「子供と向き合う時間」ってなんだろう

          本当に成長したいものを見つけること

          私にとって、「もっと上手くなりたい」と本気で思えたもの、それは論文や研究でした。 振り返ると、中学校や高校で受験やサッカーに取り組んだ経験がありました。受験では成績を上げるために、サッカーではレギュラーを目指すために、目標を立てて、計画を立て、努力を積み重ねてきました。しかし、その努力の多くは周囲の期待に応えるためのものでした。外からの「頑張らなきゃ」という気持ちが大きく、自分自身が「本当に上手くなりたい」と心から感じるまでは至らなかったのです。 その後、教育大学での教育

          本当に成長したいものを見つけること

          大学生は、学びにお金を払うという感覚が薄い理由

          大学生と社会人の間で、学びに対する意識がどれほど違うかを実感したのは、私が心理統計の個別指導を始めたときでした。最初は、統計という専門的な学びは学生にとっても社会人にとっても等しく必要だと考えていました。 しかし、実際に指導を始めてみると、社会人は学びに対して積極的にお金を払う姿勢を見せる一方、学生はその点で大きな抵抗感を持つことが多いと気づいたのです。この意識の差が生まれる背景には、学生と社会人それぞれの生活環境や学びに対する価値観が深く関わっているのだと理解するようにな

          大学生は、学びにお金を払うという感覚が薄い理由

          Noteで本音を言うと起こること

          「Noと言えない日本人」って流行りましたよね。 あなたは、本音を言いたいのに、つい飲み込んでしまったこと、ありませんか? 家族や友人にちょっとした愚痴を言うときでも、「空気を読んで」言葉を選んでしまったり、SNSで投稿する際に「反応が悪かったらどうしよう」と思って、言いたいことを控えたり…日本人の多くが、そういう経験をしていると思います。 私たちには「本音と建前」を大切にする文化がありますよね。 あえて言わずに飲み込んだり、柔らかい表現でぼかしたりするのが、長い歴史の中

          Noteで本音を言うと起こること

          毛布にくるまる 私はかわいい

          毛布にくるまる。 それだけで心がほっとする。 冷たい空気の中、ふわりと柔らかな温もりに包まれる。 まるで、自分だけの小さなシェルター。 この瞬間、自分が少し愛おしくなる。 頑張らなくていい。 ただ、ここにいるだけでいい。 毛布にくるまった自分は、どこか穏やかで、無防備で、 それが、なんだかかわいく感じる。 外の音は遠のいて、時間の流れもゆっくりに。 少しずつ心がほどけていく。 「今日もよく頑張ったね」 毛布がそっとささやいてくれるような気がする。 誰にも見せない、小さな

          毛布にくるまる 私はかわいい

          研究と人生の狭間で揺れる心 – 進むための柔軟さ

          研究のスタートライン 入学式の日、私はある決意を胸に刻みました。 「特別研究員DC1に必ず採用される」 この目標を、学部時代からの指導教員とともに掲げた瞬間、未来が少しだけはっきりと見えた気がしました。 ワクワクが止まらない。計画を立て、具体的な行動に落とし込み、まさにその日から全速力で走り出しました。 すぐに2つの学会に入会し、5月の1週目までにポスター発表のabstractと大学紀要論文を完成させることを目標にしました。あの時はただ、「できるかも」という期待だけが

          研究と人生の狭間で揺れる心 – 進むための柔軟さ