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B07. 転職か、独立か、残留か #7(円満退職に向けて)

引き継ぎ書の作成、早めのアナウンスなど、現行の職場で自分が円満退職に向けて行っていることをご紹介します。この記事をご覧いただいて、皆さまの円満なご退職の一助になれば幸いです。

前回の記事はこちら。

引き継ぎ書をしっかり作成する。

これは基本中の基本。自分の業務をしっかりと棚卸しをして、自分以外の誰がやっても同等レベルの成果を上げられるよう、細部に至るまでしっかりと記載します。

課題の背景、現在の進捗状況を記載します。そして自分がこれまでやってきたことを簡潔にまとめ、残りのアクションが何であるかを記載します。そしてさらに重要なことは、何をやっていないかを記載すること。

これがあれば、後任は何から始めればよいかすぐにわかることでしょう。

そして、その課題に関わる関連者の氏名と連絡先も記載します。そうすることで、何かわからないことがあった際に、最悪の場合でも自分ではなくその関係者に問い合わせれば何が課題かがわかるようになります。

さらに、関連資料を格納しているサーバーのアドレスもしっかり記録に残しておきましょう。これも重要です。重要な資料をすぐに見つけられるかどうかは業務の効率の観点からとても重要です。

そして、その資料の最新レビジョンがいくつなのかも忘れずに記載しておきましょう。これを行うことで、後任者が常に最新の情報にすぐにアクセスしやすくなり、これも業務の効率アップに貢献できます。

できるだけ早めに自身の退職をアナウンスする。

上司やチームメンバーからすれば、チームリーダーが抜けることは大きな痛手となります。特に上司にとっては、今後のチーム運営のために後任者を探さなくてはなりません。

時間はできるだけ長く取るのが望ましいでしょう。その方が上司の後任者選びに余裕ができますし、一時的にでも業務を引き継がなければならないチームメンバーも心の準備ができます。

そのため、転職先から内定をもらえたらできるだけ早めに上司に伝えるのがよいでしょう。

転職先の社名や業務内容は公開しない。

これもマナーのひとつです。転職することに対してあまり良くないイメージを持たれている方が多数いると思っていたほうがよいです。そして、中には転職したくてもできなかったという方もいらっしゃるかもしれません。

そのため、いくら良い転職先が見つかったとしても、その転職先の社名はできるだけ控えておいた方がよいです。

これは現職のメンバーに対する配慮の観点からだけではなく、転職先の機密情報保護の観点からも適切と思います。なぜならどの企業がどのような分野でどのような職種を求めているか、ということはその会社の経営戦略上重要な事案であることがほとんどだからです。

ですので、できるだけ転職先の情報は公開しない方が良いです。

現職の悪口を言わない。

これも重要です。いくら人間関係が悪くなっていたとしても、決して現職の悪口を言ってはいけません。

どんなにひどい職場であっても、これまで苦楽をともにしてきたメンバーと一緒に何かを成し遂げた経験や、自分自身が業務を通じて成長したこともあるでしょう。そして何より、その会社に入社したからには、自分の意志でその会社を選択した事実があるはずです。

たとえ退職間際に一時的な不満はあったにせよ、その職場でこれまで良い経験もしてきたことも事実。長いレンジで見れば良い思い出のほうがたくさんあったはず。

そのため、何が問題であったにせよ、それだけを切り取って悪口を言ったりしないようにしましょう。

お世話になった人にはきちんと挨拶する。

これも重要です。これまで自分を育ててくれた人、自分を信じてついてきてくれた人。しっかりと感謝の意を込めて挨拶しましょう。できればプライベートの連絡先やSNSの情報などを交換して、これからもご縁を続けていければベストです。

そうすれば、退職によってこれまでの方々とのご縁を切ることなく、新しい職場でもつながっていけることと思います。

最後になりますが、自分は円満退職のために以上のことをやり切るつもりです。

まとめ

円満退職に向けてやったことは次の通りです。
・引き継ぎ書をしっかり作成する。
・できるだけ早めに自身の退職をアナウンスする。
・転職先の社名や業務内容は公開しない。
・現職の悪口を言わない。
・お世話になった人にはきちんと挨拶する。

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Taku@英語が得意なプロジェクトマネージャー
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