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世界一周 day118【ニャマタ虐殺記念館へ🇷🇼】~世界一周新婚旅行~

8/3、7:30起床。

今日は少し遠出してニャマタ虐殺記念教会へ向かいます。下では、ニャマタ虐殺記念館への行き方も解説してます。(Nyamata Church Genocide MemorialでGoogleマップは出てくる)

9:00前、準備して出発。

安定のモトに乗り、ニャブゴゴバスターミナルへ向かいます。1人1,000フラン(120円ほど)でした。

結構カオスなニャブゴゴバスターミナル。

ニャマタ虐殺記念教会までは、ココからは直通では行けずに乗り換えが1回必要とのこと。ニャブゴゴ→ニャンザ→ニャマタのルートになります。

後半のバスはマイクロバスで運賃は直接現金支払いですが、前半のバスはキガリ市内の路線バスになるためICカードの購入が必要。

ニャブゴゴバスターミナル内にある、こちらの青いブースで買えます。カード1枚1,000フラン、乗車1回500フラン弱。

なんと、ICカードでしか市内オンリーの路線バスは乗れません。発展度合いは確かに凄いけど、この綺麗なバスでしか使えない。ICカードがキガリ全域で使えるかと言われればNO。(バスに番号が書いてる綺麗なバスのみ)

便利なのか、不便なのか分かりません。
ICT先進国アピールはしたいのでしょうけど、まだまだ表向き感が否めないのは正直な感想。

バスは中国製
500フラン払ってカードを貸してもらいピッとして乗る、そして窓からたぶん返却するシステム。

ICカードを買わなくとも、バス近くにカードを持った男の人が沢山います。たぶんその人に500フラン払えば乗れそうでした。

9:15、ニャブゴゴバスターミナルから214番のバスで、ニャンザバスターミナルまで向かいます。15分毎に出てる模様。

尚、外から見ててもそうでしたが、キガリのバスはいつでも満員御礼。今朝もしっかりそうでした。

日本の満員電車よりはマシですが、こちらのおばちゃんはみんなケツがデカいため、降りるおばあちゃんがいたらもう大変。骨盤が引っ掛かってるのにグイグイくるから、めちゃくちゃ痛かった。

9:45、30分ほどでニャンザバスターミナル到着。

降りたらすぐに「ニャマタ?ニャマタ?」って声掛けてくる人がたくさんいます。

ここからはマイクロバスタイプの乗合バス。

たぶん満員になったら出発する方式のため、車掌さん達がぼくらお客さんを取り合ってました。まだ穏やかな喧嘩というか、男のじゃれ合いに見えたからいいでしょうか。

ニャンザからニャマタは1人750フラン(100円弱)の定額。ネットで見たよりは値上がってますが、まあ額が額なので許しましょう。

結局、30分ほど待った10:15に出発。

道中はキガリ市内を抜けていくため、どんどん田舎風景に。途中の村々でお客さんの乗降がありつつ、ニャマタへ向かいます。

10:45、30分ほどで到着。
たぶん乗ったのは途中下車でした。終点がニャマタのバスもあるようで、しっかり事前に確認するか地図は見ておいた方が無難です。

11:00、そこから15分ほど歩いて本日のメイン目的地、ニャマタ虐殺記念館に到着。(あいのりアフリカンジャーニーでも行ってた)

こちらもルワンダ大虐殺の際、例に漏れず大虐殺の舞台となった場所。教会に逃げ込んだ人達が、ココでも大勢殺されました。

キガリ虐殺記念館に続いて、こちらも世界遺産「ルワンダ虐殺の記憶の場所:ニャマタ、ムランビ、ビセセロ、ギソッチ」の登録資産のうち1つとなってます。(ニャマタが本日のこちら、キガリ市内のはたぶんギソッチ)

世界遺産の証

前にはこんなメッセージや看板もあります。

内容が簡潔にまとめられていたり、辛うじて生き残った者の声が書いてあります。

ツチ族かフツ族か判断される身分証明書

中は流石に写真撮影禁止。ただ余りにも重苦しくて生々しい雰囲気だったため、写真OKでもたぶん撮れなかった。

中は教会のため壇上と椅子がありますが、椅子全てにココで亡くなった人たちの服が沢山重ねられてました。また、地下には亡くなった人たちの頭蓋骨も並べられており、悲惨さが伺えます。

元々はココは教会で、最後の逃げ場としてみんな教会に逃げ込んだそう。ルワンダは敬虔なキリスト教徒も多いため、まさか教会では殺戮は起こらないだろうと見込んで教会に逃れたそうです。

中には沢山の女性と子ども達が隠れたみたいで、先述の服は子供のものが凄く多かった。本来は神に祈る場である教会が、無惨にも殺戮現場になってしまったとのこと。それを守るために、教会外でフツ族の侵入を防ごうとした男性陣も多数殺されてしまったと記載がありました。

虐殺の際、外の生存者メッセージのボードで非常に印象に残っているのがこの言葉。

“It was the day I concluded God no longer protected us (その日は、神様はもはや私達を守ってくれないと思った日だった)”

世界一周ではコレだけ宗教の力って凄いんだなと感じておきながら、こういう言葉も聞かなければいけないということは本当に複雑な気持ちです。色々調べてみると、ジェノサイドがきっかけでキリスト教を信じれなくなったために改宗した人もいるんだとか。

教会の一部は保存のために修復されてますが、できるだけ当時のまま残しているそう。壁や床、天井などには無数の弾痕がありました。

また床や壁が一部黒ずんでいたり茶色くなっているところもあって、それは血痕の跡ですとのこと。出来るだけ苦痛を味わせて殺すために、壁に叩きつけてからナタで殺したりしたとか…。また、子どもは眼前で親が殺されるのを見てから、殺されたとも。そして小さい赤ちゃんは、壁に叩きつけて殺したそうです。親はそれを見せつけられてから、殺されるパターンもあったみたい。

入場は無料ですが、1000フランをドネーションしてきました。中は受付にいるガイドが軽く説明してくれます。

この教会内では合計10,000人以上も殺され、周辺地域も合わせるとさらに合計50,000人以上も殺されたとか。

45分ほどで見終わる。

12:00前、ニャマタの街へ歩いて戻る途中にあったレストランに入ります。

通称、ルワンダビュッフェ。

芋、米、野菜、豆など色々種類があるものを1回限定で盛り放題。肉の個数は1人いくつと決まってます。追加でおかわりする場合はたぶん追加徴収。

これで1人2,000フラン(220円ほど)でした。
たぶんちょっとだけ外人料金取られてるけど、それでも野菜も肉も食べれて安っ。

13:00、帰りは同じルートで帰ります。

ニャマタのバスターミナル、好きな会社を選んでチケット購入するシステムでした。

↓↓ルート↓↓

15:00、近くのスーパーでおやつを買って帰宅。

グータラしたり、作業をしたり。

18:00、夜飯へ出発。

Googleマップで見たメキシカン料理がすごい美味しそうだったけど、改修中だった。チーン。

仕方なく隣の店へ。

ハンバーガーとラップで7,500フラン(800円ちょい)で済ませます。

19:30、ビールを買って帰宅。

ネットフリックスであいのりアフリカンジャーニーを見つつ、晩酌です。

数年前のですが当時見てた時は「ふーん、アフリカってこんな感じなんだ」としか思いませんでした。ただ、アフリカに来てアフリカを体感してる今見てみると思うことが沢山。

貧困や発展の度合い、生活のリアルなどなど。今まさに自分達が、毎日のように目の前で見ていることを動画でまさに解説されている。めちゃくちゃ自分の心にブッ刺さりまくりです。それこそルワンダ大虐殺についてもやってました。

そんなこんなで0:00就寝。

明日本当は、キガリから片道4時間弱掛けてムランビという街にも行こうと思ってました。そこには今日と同様に世界遺産の登録資産である「ムランビ虐殺記念館」があり、元は学校だったようです。ただムランビの方がミイラ化した亡くなった方をそのまま展示していたりと、生々しさやリアルな姿をそのまま留めているそう。

ただこんな言い方をしたら失礼かもしれませんが、今日でリアルなもの見れたりと満足は出来たし歴史も勉強できてお腹いっぱい。片道4時間掛けて行き、重苦しい心で帰ってくるのもちょっとキツいと思いました。(今日でも充分心苦しかった)

別に自分はそんなにクソ真面目でもないので、しっかりと120%歴史を知って理解したいという訳でもなければ、みんなにもルワンダの歴史を勉強して!とも思わない。ただただ自分のアウトプットと、こんな事があったという事実を知ってほしい、それだけです。そこから先、ココまで読んでくれてる人でも自分で調べたり何を考えるかはその人次第かなと思ってます。興味があれば、ルワンダまで足を運ぶ価値はある出来事だと思いますしね。

それでは、明日はまたゆっくりデー。

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