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新しいトレーニングバンドのカタチ。― VRTX Fitness Band (VRTXバンド)
先日、執筆した商品紹介記事が健康雑誌の『TARZAN(ターザン)#835』に掲載された。
雑誌では紹介しきれなかった内容が沢山あるので、ここでも紹介していきたい。(※追記・加筆しています。)
伝統的トレーニングバンドが革新的な進化を遂げた!
手軽なトレーニングギアとしてフィットネスから競技スポーツまで、様々な分野で活用されている「トレーニングバンド(トレーニングチューブ)」。
そんなトレーニングバンドだが、実は進化を遂げているのをご存じだろうか。
トレーニングバンド・チューブとは、その歴史
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トレーニングバンドには40年以上の歴史がある。そもそも医療用として開発されたものだが、今では筋力トレーニングやカラダづくり、スポーツのパフォーマンスアップなど多岐に活用されている。
バーベルやダンベルがあるにもかかわらず、バンドがトレーニングで使われることは多い。それはバンドにはウエイトトレーニングと違う負荷がかかるという特徴があるからだ。
バンドはバーベルやダンベルのようにそのものの重さが負荷になるのではなく、張力が負荷となる。
その違いを詳しく見てみよう。
バーベルやダンベルは、動作の一番初めに最も大きな力の発揮が必要だ。グッと力を入れて持ち上げれば、慣性によって負荷は軽くなっていく。
一方、バンドの場合、一番初めは負荷がそれほどかからない。伸びていくにつれ、張力がかかりだんだん負荷が大きくなっていく。
この違いがどのようなバンドのメリットを生み出すのだろうか。
バンドの最大の特徴が、安全性だ。ケガが起こりやすい動作の初めの負荷が少ないため、安全性が高い。
また、引っ張り方で負荷も決まり無理なく取り組めるため、初心者や体力に自信のない方でも気軽に行うことができる。
そのため、トレーニングバンドは、リハビリ・負荷が低い・初心者、低体力者向けというイメージが強い。
しかし、上級者にとってもメリットはある。筋肉は刺激に慣れてしまうと成長が停滞してしまうことがある。普段と違う刺激を入れることは、筋肉の成長を促すことにつながるのだ。
VRTX Fitness Band (VRTXバンド)とは
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そんな歴史あるトレーニングバンドだが、さらなる進化を遂げた商品が発売された。それが「VRTX Fitness Band (VRTXバンド)」だ。
VRTXバンドは、アメリカ発の新しいフィットネスブランド。ポリエステル繊維とラテックス・ゴム繊維を組み合わせた独自開発の混合素材で作られている。ちなみにこの素材は米特許申請中であり、ほかにはない優れた素材となっている。
この素材が、今までのトレーニングバンドの問題点であった部分をすべて解消してくれるのだ。
VRTXバンドの優れた点
VRTXバンドの優れたポイントを紹介してみよう。
●POINT1:優れた素材でフィット感抜群
この独自の素材の触り心地は、今までのトレーニングバンドでは感じたことがないほど優しく心地いい。一見、布のようなのだ。トレーニングでは汗をかく、汗とゴムは相性が悪い。滑って固定したい場所からずれてしまうことが多々あるからだ。また、チューブがすべってよじれ、細くなってしまうことで皮膚の痛みを感じてしまうことがある。
しかしVRTXバンドならその心配はない。汗をかいてもよじれる心配はないし、皮膚との接触部分が痛くなることはないだろう。常に表面が柔らかい素材の特徴を最大限に感じることができる。
また、ゴム自体にアレルギーがある方もいるだろう。そんな人でも、アレルギーを起こす可能性を減らすことができる。
●POINT2: 切れる心配がない
ゴムチューブの欠点は、劣化すると切れたり避けたりしやすいところだ。エクササイズ中に切れると、痛いだけでなくケガにつながる恐れもある。
その点、VRTXバンドは切れる心配がない。「本当に切れないの?」とゴムチューブが切れた経験を持っている人は疑う人もいるかもしれない。大丈夫!VRTXバンドの耐荷重は、なんと1000kg以上なのだ。
●POINT3: 丸洗い可能で衛生面も安心
今のご時世、何に関しても衛生面は気になる。他人が使ったものはもちろんだが、自分だけのバンドを持っていたとしても、こまめに消毒し清潔にしておきたいもの。ゴムの場合はその手入れが面倒くさいし、ゴムの劣化にもつながってしまう。
その点、VRTXバンドは衛生面の管理も楽だ。布製のため洗濯機で丸洗いが可能なのだ。
バンドのメリットは持ち運びが簡単で場所をとらずにどこでもできるということ。とくに最近では公園などの屋外でのグループトレーニングが増えている。公園トレのツールとして使うのも良いだろう。屋外トレーニングで使用することの汚れも、簡単に洗えるVRTXバンドなら全く心配ないだろう。
●強度は5種類(目的に合わせて使用可能)
VRTXバンドには「X-Light」「Light」「Medium」「Heavy」「X-Heavy」の 5種類の負荷に分かれている。
メーカー推奨の使い方としては
■X-Light → ストレッチ、リハビリ
■Light/Medium → 上半身トレ、自重トレの負荷増加、2本組み合わせのトレーニング
■Heavy/X-Heavy → 下半身トレ、スクワット、懸垂補助、爆発系トレ
となっている。もちろんこれ以外の使い方もOKだ。体力に合わせて使えるので筋力に不安がある人でも使いやすい。これらを組み合わせることで、小さい筋肉から大きい筋肉まで、初心者から上級者まで、全身くまなく鍛えられる。
プロ目線からみたVRTXバンド
ここからは、私の個人的な意見を中心に、プロの視点から感想を述べてみたい。
●安定感が違う
まず初めに握ったときに、安定感の違いに大きな違いを感じた。これはグリップ部分もそうだし、足で踏んだり背中に背負ったりする部分に関してもそうだ。しっかり体にフィットする感じといえばいいだろうか。
そのような部分はどうしてもチューブが細くなりやすい。動作することでねじれてまとまってしまうからだ。しかしVRTXバンドにはそれがない。それが安定性を生み出している。
細くなることで痛みを感じてしまうと、筋肉への集中がそがれてしまう。体を傷つけることにもなる。優しい表面の素材と、太さのある形状でカラダに負担をかけずに効率よくトレーニングを行うことができるだろう。
また、安定性が良いだけで目的とした動作をより正確に行えることができる。アスリートの場合は、トレーニングに対してとてもシビアだ。目的とした動作の軌道から少しずれることでも、目的とした効果を得られない場合がある。その点、VRTXバンドの安定性なら、その心配はないだろう。ハードで質の高いトレーニングが行えるはずだ。
●切れる心配がないから、強度の高いトレーニングでも心配なく取り組める
使用頻度が多いアスリートにとっては、バンドの強度問題はケガのリスクを高めることにつながる。特にハードなエクササイズをするときは、バンドにもそれ相当の負荷がかかるため、切れるリスクが高い。
トレーナーとして、トレーニング中に起こるケガは致命的だ。そのリスクは最大限に抑えておきたい。VTRXバンドは切れない。それはバンドを使うトレーナーにとって最も安心感のあるメリットだ。
●特別高いわけではない
今までのチューブから進化を遂げたVTRXバンドだが、既製品のゴムチューブよりも特別高価なものではないというところもうれしいポイントだ。切れてしまうことによる買い替えなどを考えれば、長く使えるVTRXバンドはコストパフォーマンスに優れているだろう。
また、見た目もおしゃれであり、チューブのリハビリ用・初心者用というイメージを払拭している。
日本のフィットネス人口率は3%、先進国と比べ低いと言われている。多くの人が手軽にファッショナブルに始めてもらうための意識向上、考え方の浸透にはこういったツールの進化が必要だろう。
まとめ
VTRXバンドは、今までのトレーニングバンドの一歩先を行くトレーニングギアだといえる。
携帯性・安全性・衛生面などをすべてクリアするVTRXバンドは、レーニングに苦手意識がある人やフィットネスへの関心が薄い人でも、ファッショナブル性の高さから抵抗なく取り組むことができるだろう。その結果、トレーニングバンドをより身近に感じさせ、フィットネスの発展に大きな影響を与えてくれるはずだ。
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