神社巡りをしてきた③天岩戸神話
前回は
・御朱印帳いただき事情
・ふんわり記紀神話
だった。
今回は、旅の道のりについて、概要を書く。
まず御朱印帳の入手地を決めるにあたり、1ストーリーが。旅の前に1冊目の御朱印帳が埋まってしまったため、今回の旅の最初の神社で頂くことにした。
わりと由緒・歴史の繋がりを感じながら旅する気分になったため、京都に行く前にどこかに寄ることになる。ただ、皇祖神を祀る伊勢神宮で頂こうにも、1日では着かないし、もう少し刻んで進みたい。ここで神話に立ち返る。
伊勢神宮で祀られてる天照大御神には、素戔嗚尊(スサノオノミコト)という弟がいる。アマテラスは太陽のように世界を照らす存在であるからして、いつもみんなを温かく見守っている。山川を見守り畑を見守り、みんな平和に過ごしている。
そこにスサノオさん、何があったか知らないが、アマテラスの畑にベスキュンバー。畑があっというまにクソまみれになりましたとさ。
こんな神話があるくらい、神様の世界は、とても荒れているらしい。
ここで神話が終わってしまえば、誰も記紀神話など読まないだろう。この話には続きがある。
畑をクソまみれにされて悲しんだアマテラスは、今の宮崎県の、天岩戸(あまのいわと)という洞窟に、岩扉を閉めて隠れてしまった。アマテラスが世界から隔絶されてしまい、今まで照らされていた世界が、暗闇に包まれてしまった。さらに、アマテラスのご加護も届かず、災いが世の中を蹂躙し始めた。
いつからか現れたこの世界、神様たちも結構気に入っていたらしく、やっぱり穏やかな日常が戻ってきたらいいよね〜とか言って、どうにかアマテラスが戻ってきてくれないか、考えを巡らせるようになったとさ。
まだおわらない。
知恵の神様や踊りの神様など、たくさんの神様が天岩戸に押し寄せてみた。押し寄せてみたけど、出てこない。気づかなかったんだろうから、次は声掛けたけど出て来ない。そこで、知恵の神様はとっても考えた。かなり考えた。
そして名案を思いついた。
飲んで踊ることにした。
踊りの神様は、踊りが上手で、周りもノリノリ。ついには宴会もイカれた騒ぎ様。
こうも賑やかになると、アマテラスも少し気になり、洞窟の入口付近で岩の扉をちょっと開けてチラミけり。すると、、
バシッ。?
ここで登場するのが、押し寄せた神様の1人、天手力男(アメノタヂカラオ)。こちらが力持ちの神様。力強すぎて、天岩戸の扉をすんなり開け、投げ飛ばしたんだか蹴り飛ばしたんだかして、長野県まで吹き飛ばした。
こうして開いた天岩戸、扉付近にいたアマテラスは見事に連れていかれましたとさ。
さあ、アメノタヂカラオ、こちらの神様が鎮座するのは、先程蹴り飛ばした長野県の、でかい岩である戸隠山。
ということで、戸隠へ参り、御朱印帳を頂くことにした。そして彼と一緒に伊勢の天照大御神の様子を見に行こう。
ようやく御朱印帳が決まった。