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箱庭から着想した、心の深掘り実践記録

精神科の投薬治療に疑問を持った僕は、カウンセラーを探しました。
「カウンセリング 神戸」と検索すると、ものすごい数があることを知ります。とても選びきれないので今度は
「カウンセリング 神戸 河合隼雄」と検索。

河合隼雄さんと関係のあるカウンセラーがいればと狙いました。
それが一つ僕にとって確実な基準だったので。

すると、あったんです。ホームページの自己紹介文に、河合隼雄に学んだ、と。ナイス。ここにしよう。写真には箱庭に使う小物がずらっとあって、これも決め手の一つでしたね。

河合隼雄さんの本が大好きで、タイトルに関係なくいろいろ読んでるんですが、ちょくちょく出てくるんですよね、箱庭療法が。
夢診断と同じくらいの位置付けで、しかも日本人にとくに相性がいいとも書かれていて気になっていたんです。やってみたかった。

電話して予約を取り、初回のセッションを受けたのはもう1年くらい前になります。

これまでもちょくちょくご覧になって頂いてるかもしれませんが、がっつり書きすぎると疲れてしまうので、140字にとどめていました。

でもなんか最近、もう文章の体裁とか言葉選びとか気にしなくなってきたので、思うままに書いてみようと発想。
自動書記的に今も書いています。

小出しにしてきたのは、24つめまで。
最近、僕にとっていい感じのができたので、それを思いつくまま深掘りしていって、何が出てくるだろうと楽しみにしながら進めています。

今回で32つめ。


これを作る直前、確か会話の流れで、
「最近とくにいろいろ考えすぎて、とっちらかってる気がするんです」
「それは前回までの箱庭にははっきり出てるよ」
「そうなんですか。じゃ今回はちょっと意識してみて、テーマ的なのを一つに絞ってやってみます」
「いいと思うよ」

それで出来上がったのがこれ↑です。
ちなみに前回までの箱庭はこんな具合です。

前回の31つめ。
前々回の30つめ
その前の29つめ。

確かにほんといろいろ詰め込んでいる気がする。
空白があると何か埋めたくなるんですよね。

物語が枝分かれして、その端っこをどれも切り捨てたくないというか。

それが無意識で起きていることでもあって、生活に支障ってほどでもないけども、思考が散らばって、何をするにもやり遂げるのに苦労が発生する。
文章なんかとくにそう。
これを書こう!読書について書こう!とかなっても、書く前からあれもこれも踏まえなきゃ、それで順番はこうやったほうがよくて、とか考えちゃって、途中であっぷあっぷ。で、書かない。

いけない。ってかもったいないなあ。せっかく書きたいことがあるんだから、ちょっと、枝葉末節は黙っててもらって、いったん幹をはっきりさせましょうよ。無意識さん。いっぱい発信させたいもの(文章だけじゃなく)があるのはわかったから、僕たちが本当に取り上げたい何かっていうのは、どんな形なの?

それが何なのかを探る、というのがメインの目的ではなくてですね、無意識を含む僕の中のシステム環境、動作、みたいなのを整えてみましょう。

箱庭は、無意識とか潜在意識を見えるようにするだけじゃなくて、意識をもって箱庭を作ることで、無意識のほうにも影響を与える、ということもできるみたいなんです。双方向で働く。

そんな狙いをうっすら持って、箱庭の砂を両手でかき混ぜます。砂のひんやりを感じながら、回したり、握ったり、手を埋させたり、ごしごししたり。

なんとなく出てきた地形がこれでした。

右上に砂の山を作りたくなって、集めたあと、海岸線はギザギザがいい。
それが心地よかった。

最初に置いたのは、マリア様。初登場だ。
祈りの力の発生源って感じかな。

そこにいつものリュックサックの少年。これはほぼ僕であり、主人公的な役割を持ってます。(銀の玉にうっすら写真を撮ってる現実の僕も映ってて、いみじくも重なってるのもなんかいい)

少年は、前回までの箱庭で、銀の玉を空海から賜り、どこかに持っていく旅をしているようでした。お届け先はここだったようです。

ペガサスと天使も何か手伝っている。
西洋系の高次元っぽい存在がたくさん現れました。

ユニコーン。天使お二方、その右は、なんだろう、ミカエルか。
弥勒様が混じってる。
いつも、見守ってくれてます。つい手が伸びて、置いてしまうんですよね弥勒様。
ほっそりとしたフォルムと中性的な感じ、なんとも言えない表情、好きです。

この角度もいいな。
弥勒様の周りにはいつも緑が茂っている気がする。
なんだろう。意識はしてないけど、今ざっと見返すと、ほとんどがそうでした。面白い。
56億7千万年後に兜率天からやってくるそうですが、
僕にとっては、あ、奥の院かも。高野山の。住んでたころはほぼ毎日、奥の院の御廟に手を合わせに行ってたんですが、空海の周りには夥しいお墓と、デカい木があって、弥勒様の訪れを待っているのです。

そこの杉の木がほんと素晴らしくて。なにか記憶の底のほうで結びついているのかもしれません。

その背後には、大きな灯台。
これは最初のほうに置きましたね。
俯瞰する存在があったほうが、安心するみたいです。
麓には空をぼーっと見上げる少年。彼もほぼ最多出場してくれていて、僕の分身の一つ。ぼーっとしたいんです。うっすら空を見上げていたいんです。
本を読んでる少女もそう。
読書してる存在がどこかにあるというだけで安心する。毎回いてくれてるんじゃないかな。いないと落ち着かないくらい。
風車はなんだろう。自然の力をエネルギーに変えるっていう役割、好きですね。地下で灯台と繋がって、電力を送っているかもしれません。いま浮かびました。
大きい魚はなんだ。ちょっと怖いな。人間の数倍の大きさがある。
ヒレの優雅な感じが気に入った。そっちは行き止まりだよ。寄り道かい?


主人公はカヌーできたようです。
乗っているのは、高性能のラジオというか通信機器。
これで他の仲間と連絡を取ります。無いと心細い。その後ろにタイガーアイ。なんだろう。金運かな。困った時に金に変えるのかな。いつから乗ってる。そういや最近、少しだけど金運上がったんです。

人魚のアリエルも最近はよく登場します。
人間になりたくて、人間に憧れてついてきてるんです。
彼女も僕の一部。うーん、思い当たる節としては、普通の生活への憧れ?いやちょっと違うな。憧れられたい? ある意味キメラな存在と一緒にいたい気持ち。それも仲良く。

穴の空いた岩礁は、最後の方に置きました。
全体図からみると、右下に位置するのですが、僕にとって右下は、少し未来の具体的な部分って気がしてます。隠れる場所?硬い存在。あ、ちがう、瞑想の場所だわ。空海が明星を口に受けたのもそういう場所だった。
未来でも瞑想を望んでいるようです。

その上には可愛いフクロウ。
瞑想とかお硬いものを、そんな気にせずに羽休みの場所にする。首の角度がいい。どこ見てんねん。

白くて大きな亀。
マリア様の祈りの力に寄ってきたようです。にゅうって、首を突き出して。
この滑らかな感じ。好きだなあ。
金の王冠をかぶったカエルくんは、よく登場してくれます。
水陸どちらにも住める存在の彼は、いてくれると安心。
水の世界は、無意識を表すんです。そこと陸を橋渡ししてくれる生物という意味もあるそうで、納得。魔法が解けたら勇者にもなるよ。

この画角いいですね。
ユニコーンの角がまっすぐこちらに向かってる。

マリア様の祈りの広がりが見渡せるようです。
それは愛だと思います。

言葉にするとなんか照れ臭いなあ。><。
テーマを一つに絞るとしたら?の答えはそのあたりにあるのかもと思えてきます。
意識して枝葉末節を削いだわけですが、どうだろう。
残ったのは愛なんでしょうか?
そこに近づきたいのでしょうか?

あ、前回までの流れを踏まえると、そうだ、空海から賜った銀の玉を持ってきたんだ。
これまで、高次元の存在を登場させるとすれば、ほとんどが東洋のものでした。東洋の仏様。仏教系。

そういう祈りの世界のものを結集させた象徴の銀玉が、いま、天使と聖獣に囲まれたマリア様の前に届けられた。

上陸した直後のように思えるなあ。
微妙な距離感。
で、この地形を改めて見てみると、水色の水の世界と、砂の陸の世界がちょうど半分くらいで、境界線がジグザグに引かれている。

水はさっき触れた通り、無意識の意味が大きくて、東洋っぽい。
陸は意識で、西洋っぽい。
その境界線を跨いだところ、ともとれる。
しかも境界線は僕にとってははっきりしてるわけではなくて、それぞれが侵し合っているというのは、潜在意識的に、納得できそう。

だって、高野山に住むくらい仏教は大好きで、その哲学は勉強してきたけれど、生活様式というか日本の制度はほとんど西洋式なわけで。
ハイブリットな脳内が構築されているわけです、たぶん。

そんな中、空海の玉が西洋の陸に上陸した、ということは、これから僕は西洋に足を踏み入れていくのでしょうか?

でもそんな区切りはあまり好きじゃないかな。
マリア様が願っている「愛」は洋の東西を問うものでもないでしょうきっと。
跨いで、染み込んで、橋渡しして、境界を侵し、混ざって、同化していって、どちらにも愛を行き渡らせていきましょうよ。

そんな気持ちがあったのではないかと思えてきました。

どうでしょうか?
考えすぎでしょうか?

ちょうどいい具合に疲れてきたのでこのへんでとめておきます。

心の深層を覗けた感じがしますが、あなたはどうでしょう?
気になったところとか教えてくださいね。

ではまた。
お読みいただいてありがとうございました。

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たくまる
ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。