あるへん

東京のとある出版社で編集者をしています。 平成生まれ。日々の雑記、思ったこと、感じたことを徒然なるままに書き散らします。

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最近の記事

「検索モード」から離れてみること

私たちは「純粋によく見る」という行為をしていないのです。現代人の眼は「マルチ託すに心を奪われてそもそも見ていない」「何かを探して/期待して見ている」「なんとなくぼーっと見ている」という3つのモードに支配されている。何の先入観も持たず、眼の前の事物・事象をありのままに理解する「観察」が入る余地がありません。 たまたま近所の本屋で目に留まり、購入した『知覚力を磨く』にそんなことが書いてあって、ドキリとした。たしかにそうだなと。 スマホを誰もが持つようになって、いつでもどこでも

    • クリーンヒット

      好きなYouTuberの動画を見ていたら出てきた、こんな一言。 「自分の向いていないことを続けるなんて、今すぐやめた方がいいですよ。人にはそれぞれ向き不向きがあります。続けてればいつか報われるかも、なんて思ってたとしたら、それは間違いです。やってすぐに成果が出なかったら、それはあなたには向いていないんです。そんなことはさっさと辞めて、あなたが本当に向いていることを探しましょう。例えば、惰性でnoteを書いている人とかね。才能がある人だったら、数回書いたらすぐにバズるはずでし

      • 上司という反面教師

        今日、上司に仕事を頼まれたのだが、自分の仕事が溜まっていて引き受けることが難しそうだったので、「申し訳ありませんが、、、」とやんわりと断った。 しかしそこで彼は「なんで無理なの?」「そんなにやることあるなら、今やってることを羅列してみろよ」「俺の若い時はもっとやったぞ」「お前は体力がない」など散々言われた。 まあ、体力がないのは事実だとしても、人の上に立ってマネジメントをする立場の人が、そういう言い方をなぜするのだろうか。 「俺の若い時はもっとやったぞ」というのは、とて

        • マスクきたけど、、、

          マスク来た! 今日、緊急事態宣言解除されとる!

          “基本のキ”を徹底することからスケールは生まれる

          田中角栄という政治家は、今も昔も毀誉褒貶の極端な人だ。 やることなすこと全てのスケールが大きく、「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれるほどに明晰な頭脳と圧倒的な行動力を兼ね備えていた。 一方で、金脈問題やロッキード事件など、金にまつわる黒い疑惑によって、「金・権力の亡者」という印象も強い。 僕自身は、社会人として田中角栄から学べることはとても多いと感じている。特に、その人心掌握術。仕事やプライベートを含め、生きていくためには他者とのかかわりを避けては通れない。常に誰

          “基本のキ”を徹底することからスケールは生まれる

          『ペスト』が教えてくれる仕事の尊さ

          世界的にコロナが猛威を振るうようになってから、アルベール・カミュの『ペスト』が再び売れまくっているという記事を、だいぶ前に読んだ。 自分も購入したうちのひとりだ。 ペストという恐ろしい疫病が街を襲い、多くの人が苦しみ死んでいく圧倒的不条理の状況にあって、主人公で医師のリウーは、ひたすらに感染者たちの治療に専念する。 そんな中で、リウーは必死に仕事に向き合っている時にこそ、ペストの恐怖を払拭できる時間であることに気づく。追い詰められ、極限状態にあるからこそ自覚する「仕事の

          『ペスト』が教えてくれる仕事の尊さ

          非サラリーマン的感覚

          動画編集の勉強を始めてから、めっきり時間に余裕がなくなった。 noteを書く時間もなく、今もこんな直前にすたこらと書いている。 本業はもちろんしっかりやりつつ、少額だけれども仕事の受注もしている。 自分がやった分だけ報酬がもらえるという感覚は、ずっとサラリーマンをやっている自分にとって、すごく新鮮だ。 まだまだ分からないことも多いけれど、コツコツとマイペースに続けていきたい。 こんな内容ですみません。

          非サラリーマン的感覚

          鬼滅の刃

          大人気漫画『鬼滅の刃』の最終決戦の舞台「無限城」を小学6年生が3日間をかけて作り上げたらしい。 https://news.yahoo.co.jp/articles/28de361881b37e44f4e1f801f3a40c6a1edbe9cb 写真を見てびっくりした。ほぼ独学で、しかもたったの3日間でこんなクオリティのものが作れるなんて。 彼の父親はこんな風に語っている。 「彼は何かを勧めても興味がなければ全く続きませんし、教室なども色々通わせた結果プログラミングと

          ゲコが世界を救う!

          投資家・藤野英人さんの新刊である『ゲコノミクス』を読んだ。 藤野さんは33歳の時からお酒を飲んでいない「ゲコ」らしい。 パッと見すごい飲みそうだけれども(失礼) そんな藤野さんが主催するFacebookグループ「ゲコの会」の会員はなんと3500人。そんな会があったなんて、僕も入ろうかな。 僕もお酒を飲まない「ゲコ」である。正確には、少しは飲めるがアルコールの味が嫌いなので、「お酒を飲むとぶっ倒れる」と嘘をついて飲んでいないだけだが。 「お酒が飲めないなんて人生損してる

          ゲコが世界を救う!

          作品こそが大事

          ツイッターを眺めていたら、また村上龍のBOTが流れてきた。 「自分」とかはどうでもいいんです。作品が大事なんだから。どういう作品が作りたいというものはあっても、10年後、20年後こうなっていたいとか考えたこともない。そんなに自分の将来を考えたりしている人がいたら、僕は気持ち悪くて会いたくないですね。 僕らはみんな「こんな自分になりたい!」と願い、夢想している。でも、人間は弱いものだから、"意識"を変えるだけじゃ結局何も変わらない。 何かを生み出したり作りだすためには、意

          作品こそが大事

          輝くということ

          ツイッターを眺めていたら、作家・村上龍さんのBOTが流れてきた。 「要するに、輝くということは、ただちょっと偶然に立ち話をしたような他人にも元気を与えるということだ。だから人間は輝いていないといけないのだが、それは簡単ではない」 今ちょうど、龍さんのデビュー作『限りなく透明に近いブルー』を読んでいることもあり、その言葉が心に刺さった。 龍さんの言葉はとても解像度が高く、物事の本質をえぐるような鋭さを持っている。『限りなく透明に近いブルー』も、文字を読んでいるだけで情景が

          輝くということ

          継続は力なり 体重編

          今年の1月から一日も欠かさずに続けていることがある。体重の計測だ。 今まで、特に体重について気にしたことがなかった。定期的にバスケをしているし、お酒も飲まない。従って、ここ10年くらいはずっと体重も常に一定をキープしていた。 (バスケをやったことがある人はわかると思うが、バスケって死ぬほどキツイし、全身を使うのだ) 「幸せ太り」という言葉がある。そんなものは自分には関係ないと思っていたが、たしかに一昨年に結婚をしてから、食生活や運動習慣が特に大きく変わったわけではないのに

          継続は力なり 体重編

          臆病者の一撃

          BUMP OF CHICKENが好きだ。中学生の頃からずっと。 友達に薦められて借りたCDが「Stage of the ground」だった。 1分以上ある長いイントロには当時衝撃を受けて、いつ歌いだすんだろうかというワクワクで胸が高鳴った。 「あの月も あの星も 全て君の為の舞台照明」 初めて聞いたあの日から、その歌詞に何度助けられてきたかわからない。 自分の人生の主役は自分自身。 BUMPはいつでも、僕を励ましてくれる。

          臆病者の一撃

          再び動画編集を勉強し始める

          学生の頃、ニコニコ動画にゲーム動画を上げようと決心して、動画の編集を勉強したことがある。 二つくらい動画を完成させただけで投稿はせずに辞めてしまったのだけれど、動画を作るのって面白いなって思った。 奥さんには、今までの思い出の写真を使い動画を作ってプロポーズした。 結婚式で来賓に流す動画も、自分で作った。 どちらも徹夜で寝ずに作ったけれど、辛いとは思わなかった。 たぶん、僕は動画を編集することが嫌いではない。 これからの本業でも、動画の重要度は間違いなく上がってく

          再び動画編集を勉強し始める

          電話って、ちょっと怖い

          僕は電話が好きではない。 スマホに電話がかかってくると、心臓がバクバクしてすぐに出ることができない。そのまま出れなくて、よく履歴が残ってしまう。 その履歴をしばらく眺め、「かけ直さなきゃ」と思いつつも、指が動かずしばらく放置する。時間が経つと、それ自体がプレッシャーとなって、余計にかけれなくなる。 電話をかけた瞬間、「遅せえぞ!馬鹿野郎!」と罵倒されるんじゃないかと妄想してしまう。電話は恐ろしすぎる。 おじさんたちは電話するのが好きだ。 以前上司に、「直接電話して話

          電話って、ちょっと怖い

          意外と会社も悪くない?

          今日、久しぶりに会社に行った。およそ3週間ぶりだ。 広い部屋に僕一人。つい先日まではひっきりなしになっていた外部からの電話も、ほとんどかかってこない。 集中モードの時に上司に話しかけられたり何かお願いをされることもないから、作業がはかどるはかどる。 「なんだ、会社もいいもんじゃないか」と、以前の僕ならありえないような感想をつい抱いてしまう。 でも、前の生活が戻り、みんな出社するようになると、集中できなくなるんだろうな。 緊急事態宣言が発令されて1ヵ月ちょい、最初はみ

          意外と会社も悪くない?