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言葉にならない「ことば」ばかり

ロゴセラピー

今週は、河合隼雄先生の本を引き続き読みながら、こんな本を読みました。

『君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え』(松山淳)

ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』と読んだことがある人、聞いたことがある人は多いと思いますが、彼が「ロゴセラピー」という独自の心理学を提唱していことを知っている人は少ないかもしれません。海外では「精神療法の第三ウィーン学派」と呼ばれており、フロイト、アドラーに続く人と認識されています。ここでは「ロゴセラピー」やフランクルについては詳しくは語りませんが、でも、あのナチスの収容所から生きて出てきたフランクルが、見出した心理学というのにはとても興味があります。また、それも「ロゴ」とはギリシャ語で「意味」と訳すことができ、まさに「生きる意味」についての学なのです。

たまたま図書館で『君が生きる意味 人生を劇的に変えるフランクルの教え』(松山淳)という本を見つけて、借りて読んでみましたが、心理学の本というよりは、自己啓発本と言った方がいいかもしれません。ビジネス書などを得意とするダイヤモンド社から出ているということもあり、人生訓的な内容になっています。最初は少し軽すぎるのでは、と思いましたが、その軽さゆえか、さらっと最後まで一気に読んでしまいました。ここでは書評については控えたいと思いますが、そういった入り口でフランクルのことが知れたのはよかったと感じています。

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