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暗い日曜日

Sombre dimanche... Les bras tout charges de fleurs
Je suis entre dans notre chambre le coeur las

(暗い日曜日 腕にいっぱい花を抱えて
沈む心で 部屋に帰ってきたぼく)

ダミアの「暗い日曜日~Sombre dimanche」の出だしである。

この一節のfleurs(花)をpains(パン)に代えて、頭の中で口ずさみながら、重い足を引きずって部屋に帰る。
日曜日のぼくは、いつもそうだった。

会社の水は合わないが、仕事は嫌いではない。
でも、もう限界近くまで来ていた。
食べ物も喉を通らず、ほとんど拒食症寸前の状態だった。
それでも、物を選べば食べられないこともない。
好物のドイツパンをまとめ買いするために、週に1回隣町のパン屋さんに行く。
腕にいっぱいパンを抱えて、沈む心で家路をたどる。

アパートに着き、一夜明ければまた1週間が始まる。
朝起きて会社に向かう。
駅を降りて会社のあるビルが見えてくると、とたんに腹がきりきり痛みだす。
それでも仕事は好きなので、会社にいる間はなんとか、常態を保っていられるのだが…

Sombre dimanche...Les bras tout charges de pains

タタタ、タタタ、タタタ、タタタ…と畳み掛けるように続く、三連符が胸を締め付け、ぼくの足をますます重くする。

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