読む前に「信頼出来る本」を見分ける方法
今回は、僕が本の内容を
以前書いた記事で、「信頼できる情報源は本である」という事を書いた。
しかし、当然のことではあるが、全ての本が信頼出来るわけではない。
さすがに"ウソ"や"デマ"が書かれている本は数少ないだろうが、その人の「思い込み」が書かれているような本はある。
ある個人の「意見」とはある問題に対する個人の考えなのであって、その人の「思い込み」である事もあり得る。
その人の意見に賛同する事は別に構わないが、その人の「思い込み」を「事実」と考えてしまう事には注意したい。
「というか、そもそも本は著者の考えを記したものなんだから、本の内容は著者の意見だろう」
という声が聞こえてきそうだが、もちろん本とはそういうものである。
しかしながら、著者の考えが事実や科学的見地から裏付けられたものなのか、著者自身の経験だけによるものなのかは、はっきりと区別した方がいいし、そこが信頼出来る本かどうかの境目になると僕は思う。
以上の観点から僕は、
「信頼出来る本」とは「事実や科学的な根拠を基に書かれている本」
であると定義する。
では、「信頼出来る本」を見つけるにはどうすればいいのか。
結局、読んでみないと、著者が何を基に自分の考えを書いているのかわからないのではないか。
僕の中では、本屋で一つ本を手に取ったとき、それを読む前に「信頼出来る本」かどうかを判断する方法がひとつある。
それは「参考文献」があるかどうかだ。
参考文献とは、著者が自身の考えや意見を生み出す過程で参考にした論文や書籍などの資料である。そして、参考文献があるかどうかは最後の方のページを見れば、すぐにわかる。
参考文献が豊富であればあるほど、その一冊の本を書くのにかなりの量の資料を調べた事がわかるし、何より著者の考えや意見が科学的根拠や事実に裏付けされたものだとわかる。
タイトルだけで読みたくなる本はすぐに買ってしまうが、その本を買うかどうか迷ったとき参考文献があるかどうかを判断基準にしている。