【一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書】世界史の流れをつかむのに最適な一冊
オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆
〜世界史が苦手な僕〜
世界史も含めて、僕は昔から歴史系の科目が苦手だった。受験の時にも歴史がかなり足を引っ張っていたし、いい年になった今でも、中学生で習うような歴史の話題もほとんど理解していない。
大人になって歴史を全く知らない僕にとっては、本書のタイトルは非常に魅力的であった。
「一度読んだら絶対忘れない」
世界史がてんでダメな僕は藁をも掴む思いで本書を手に取った。
まぁ、もちろん「一度読んだら絶対忘れない」は流石に言い過ぎだが、歴史上の事件の流れや関係性などは非常わかりやすく記憶に残ったと思う。
〜国や地域ごとのストーリーとして世界史を学ぶ〜
さて、本書の特徴としては以下の点が挙げられる。
・年号を使わない
・年代順ではなく国や地域ごとに解説
特に二つめの国や地域ごとに解説してくれる点においては、年代ごとであちこちに話が変わっていくのとは違い、その国その地域で一本筋のストーリーとして理解できるので非常にわかりやすかった。
年号を一切使わない点は正直賛否が分かれるところだと思う。一本のストーリーとして解説してくれるのはありがたいのだが、今読んでいるのはいつ頃の話なのだろうかわからなくなってくる。だいたい何年ごろ、という表記は個人的には欲しかったところ。
〜世界史を学ぶ上での地図となる一冊〜
年号があやふやなままとはいえ、出来事の前後の繋がりや背景は非常にわかりやすく、夢中で読めた。
世界史の全体像をざっと把握するには良書である。
今後、他の歴史モノの本を読むときに、地図となる一冊になるだろう。
本棚に置いておいて、いつでも取り出せる一冊にしておきたい。
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