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【統計学が最強の学問である[実践編]】さぁて、統計学の勉強でも始めるか
オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆
〜統計学のより本格的な世界へ〜
以前読んだ「統計学が最強の学問である」(以下、前作)の続編となる本作。
前作が「統計学をビジネスの世界で使うとどれだけ有用か」という事に対する"エッセンス"を紹介していたのに対して、こちら「実践編」は、使う場面や数式などを用いて、より具体的に統計学の使い方を解説している。
数学が苦手な方であれば、巻末の数式展開を見るだけで頭が痛くなるかもしれないし、後半になればなるほど数学的な感覚がないとちんぷんかんぷんになるかもしれない。
そういう人でも第二章までを読めば、データ処理の世界でよく聞く「平均」や「標準偏差」などの話が非常にイメージしやすくなるので、統計学やデータサイエンスに興味のある人は必読だ。
〜統計学を本格的に学んでみようか…〜
ちなみに、僕は前作と本作を読んだ事でかなり統計学に興味が出てきた。
「物理数学の直観的方法」の時にも書いたのだが、僕はもともと数学専攻で大学進学したのだが、大学数学に挫折した人間である。
大学を出てからほとんど数学に触れてこなかったが、本作の巻末の数式展開を見て、数学熱が再燃してきた。
2022年は、本格的に統計学の勉強をしてみようかなと今は思っている。
統計学を通して高校までお世話になった数学にもう一度向き合ってみようと思うのだ。
〜全シリーズ制覇を目指す〜
さて、この「統計学が最強の学問である」は、前作と本作のほかに「ビジネス編」「数学編」もあるそうだ。
統計学を学ぶために、まずはこの他のシリーズも読んでいこうと思う。
統計検定2級を目標に頑張ろうか。
と言っても、新年の目標なんて守った事ないんだけど…