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根本的という言葉には、、、

直木賞作家小川哲さんのカンボジアの歴史を用いたSF小説小説、「ゲームの王国」
私の中で今年読んで面白かった本ベスト3に入りました(他は三体あともう1つは忘れました、、、、あれ?)

その中で私に刺さった言葉が
「根本的という言葉には注意だよ」
みたいなやつ(多分正確じゃないです)

昔のカンボジアは機能不全に陥っていて、それをNPOとかがいろいろ現場でなんとかしようとしてもうまくいかない。
その中で「根本的な解決が必要だ」って提案した女性に対しての先輩の返答です。

その言葉の意図としては
根本的解決が必要なのは明白だけど、根本的解決をしようとすると時間的にも他の面でも簡単にはいかない。だから根本的にアプローチだけで解決しようとする人は諦めてしまう(ことが多い)。
その為、結局できることからやるしかない。

みたいな感じです。

これ、個人のことなら根本的に解決できることも多いけど、会社とか政治とか国とかになると起きがちかなと思いました。
根本的解決のアプローチと、できることをやってくの並行がいいんだろうな〜

ちなみにカンボジアには昔旅行したことがあります。アンコールワット良かったです。
当時はポル・ポト時代のことをあまり知らず、、、
優しい人が多い印象だったからなぜ虐殺が起きたのか不思議でしたが、この小説を読むと起きてしまった理由が少し理解できました。
※この小説はフィクションですが史実も元にしています。












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