🐝みなしごハッシの大冒険:第7話「ママと呼びたいの」時代を先読みした素晴らしい疑似家族アニメ
画像の繋がりは最後に語るとして
この回は、単独で一本の劇場版を作れるんじゃないかと思える程いい内容
簡単に説明すると
勝手にトックリバチの巣に入ったハッチ
タイミング良く(悪くか?)卵から出たトックリバチの子供が巣から飛び出してしまい
母親が巣に戻ると、残ったハッチを自分の子供と勘違い
真実をうまく伝える事のできないハッチと
ハッチを実の子と思い。優しく、時に厳しく接するトックリバチの母親
複雑な心境のハッチに、ある事件がきっかけで本当の子供を探し出す事に
そして、トックリバチの親子は無事に対面を果たす
こんな感じ
相変わらず問題行動が多く、トラブルの原因を自ら作り
優しい母親と、それを見守る第三者的な立場の昆虫
そして、悪役の昆虫達が居て
最後は、ハッチの勇気ある行動と正直な気持ちがハッピーエンドに繋がる訳なんだけど
今回のハッチはちょっと問題が多い
とても優しいトックリバチの母親に涙するハッチが
翌朝、母親が用意してくれた朝食を隠れて捨てたり
悪口を言う昆虫達に暴力を振るうハッチを見て、悲しむ母親に
もうしないと言いつつ、再び同じ事を繰り返すという
かなりのトラブルメーカーっぷりで
反省はするけど学ばない。身近に居たら、絶対に仲良くなれないタイプ
それでも、優しい母親は暴力行為が悪い事だと思いつつ
ハッチが自分の事を案じ、暴力を振るってしまっている事を察し
心を痛めてしまう親心の描写がとても切なく描かれている
そして、今度はハッチを助ける為に
母親は自ら毒を受け、目が見えなくなってしまう
ハッチはとても悲しみますが
実は毒を消す薬草があり、その薬草はトックリバチなら発見できると母親は教えてくれます
しかし、トックリバチではないハッチには解る訳もなく
急いでトックリバチの子供を見つけ、一緒に薬草を探し出し
無事に親子の対面を果たし、ハッチは去って行くという
とてもドラマチックな展開、マジ感動です!
でも、ハッチがトックリバチの巣に入る事がなければ
この親子にトラブルが起こる事はなく
周りとのモメ事(殆どハッチが原因)もなく
いたって普通の生活が待っていたはず
でもまあ、いろんな事があったおかげで
トックリバチ親子の絆は強くなったと思うし
トックリバチの母親に対し、最後に恩返しができたハッチにも
いい経験と教訓になり、また一回り成長したはず
結果オーライ!
たった1話の短い時間とは思えない程、物凄く内容の詰まった回で
最近の映画に多い ”疑似家族” をうまく取り入れている点も良く
この回をベースにして、マジで新たに一本映画を作って欲しい!
で、疑似家族アニメの繋がりって事で
『東京ゴッドファーザーズ』の監督である今敏さんの ”今 敏 生誕祭” が10/11(金)より 開催されるようです
近くの方が羨ましいです、マジで
『東京ゴッドファーザーズ』も大変に素晴らしい映画ですが
『パーフェクトブルー』『千年女優』『妄想代理人』『パプリカ』
全てが本当に最高の映画で
映像はもちろんですが、声優さんも音楽も最高に良かったです
中でも『パプリカ』は特にオススメで
今敏映画との相性が抜群の平沢進さんですが
”白虎野の娘” は個人的に一番好きで
今でも定期的に聞いていまう程中毒性がある
以前の記事にも書いたけど『夢みる機械』の完成をずっと楽しみにしてて
AKIRAの実写化と同じで、無理っぽいのかな
そういえば、寺沢武一さんの『コブラ』実写化もどうなったんでしょうか?
かなり完成度の高い画像が出てたけど
あ、アニメではないけど
今思い浮かぶ、疑似家族(っぽい)映画でおススメは
邦画だと、”市子” ”みをつくし料理帖” ”誰も知らない”
韓国映画なら、かなり古いけど ”シュリ”
個人的に、韓国映画は古いモノが今でも好きで
”シュリ” ”シルミド” ”JSA” がトップ3のまま
洋画だと、ロードムービー的なのが好きなんで
”ザ・ピーナッツバター・ファルコン” ”グリーンブック” ”ノマドランド”
あと”赤毛のアン” ”最強のふたり” ”シェイプ・オブ・ウォーター”
なんかも良かった
そういえば、クリント イーストウッド監督の映画って
疑似家族&ロードムービーってのが多いかも
”クライ・マッチョ” ”グラン・トリノ” とか
映画に詳しくない自分でも、これだけ思い浮かぶって事は
やっぱり、疑似家族っぽい映画って沢山あるんだよね
今は大家族って少なくなったけど
逆に、家族のカタチって凄く広く複雑になって
以前よりも、マイノリティを話題にし易くなった事も大きく
自分のように、親が居ない、もしくは親が居ても一緒に住めない
そんな環境の子はどんどん増えているし
チャリティーマラソンで話題になった、児童養護施設も
この先、今以上に重要な施設になっていくはずだし
あまり語られない事だけど、実は児童養護施設を出た後の支援も
今後は必要になっていくと思う
子供の数は年々減っているのに
虐待を受けている子供の数は逆に増えていて
どれだけ児童福祉法を改正しても、救いきれない児童は沢山居て
選挙権があり、声を伝えやすい高齢者と違い
ネット環境が普及しているとはいえ
保護が必要な子供達の声はまだまだ届きにくいし
例え、届ける事ができる環境が整ったとしても
その状況を正確に伝え、多くの人に信用して貰えるかといえば
現実はかなり難しい
いくら法律が変わった所で、その事実を子供が知り
権利を主張し、行使する事はほぼ不可能で
両親が亡くなり、子供だけの家庭になり
親の保険金がある事を一切知らせず
あなたの家は借金まみれだからと親戚に言われ
保険金を勝手に使い込んだあげく、逆切れするという
そんな現実でも、知識も人脈も豊富な親戚一同がグルになってしまえば
子供なんて全くもって歯が立たないし、法律なんて意味が無いんだよね
でも、正直な話し。知らないよりかは知っていた方がいい
以前も書いたけど。親が居ない子供にとって、音楽や英語を学ぶよりも
法律を学ぶ事の方が大事だと思うし、命に係わる事だと思っている
今回、チャリティーマラソンのおかげで児童養護施設が話題になり
多くの人が注目し、募金も凄い額になってた。本当に凄い事だと思う
何かと批判される事の多い「24時間テレビ」だけど
過去も含め、多額の募金を集めた事実は確かな功績で
今は転換期のタイミングなのかもね。
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