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#東日本大震災

13年目──震災の記憶は消えようとしている (Oisixやれいわ新選組など)

13年目──震災の記憶は消えようとしている (Oisixやれいわ新選組など)

加藤文宏

はじめに 東日本大震災について話をしているとき、「それは知らない」と言われる話題がとても増えた。
 津波の被害を受けた沿岸部を行脚した若い仏僧を、新聞とテレビだけでなくネットメディアも報じたが、ある人は「知らない」と途方に暮れ、別の人は「忘れたかもしれない」と視線が宙を泳いだ。福島第一原発で水素爆発が発生したのは何月何日だったか、それは一度きりのできごとだったのか、複数の建屋で発生した

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首都圏から被曝不安層および自主避難者を生んだ情報災害の構造解明

首都圏から被曝不安層および自主避難者を生んだ情報災害の構造解明

加藤文宏(情報災害研究プロジェクト 代表)

当ページは『第1回東日本大震災・原子力災害 学術研究集会』で加藤文宏が口頭発表した論文(予稿/口頭発表スライド)のダウンロードページです。ダウンロードされるものは、正当な範囲内で行われる引用を除き、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

目次
・抄録
・ダウンロード
  予稿
  口頭発表スライド

首都圏から被曝不安層および自主避難者

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(togetterまとめ復旧)あぶくま君による「15才の時に東日本大震災で家族を亡くし、天涯孤独の身になり東京でホームレスになった話」の矛盾点についての各話ごと指摘まとめ

はじめにこの記事は以前togetterにて公開していたあぶくま君の各話ごとの指摘のまとめについて一部加筆のうえ復旧したものです。
見出しの「~編」、という区切りは私が勝手につけているものです。

togetterでは漫画を引用して指摘していましたが、togetterまとめの画像が権利者(恐らくあぶくま君)からの申告により非公開とされてしまったので今回はリンクを張るのみとなっております。お手数ですが

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期待や願望は現場・現実を見えなくする

阪神淡路大震災の時、私が出入りするようになった東灘区の避難所では、当初、初期のボランティアは3人しかいなかった。1500人の被災者が寝泊まりする場所で。
他方、テレビでは連日ステーキとかが振る舞われ、なんなら焚き火を囲んでギターを弾いてるボランティアたちの姿が映っていた。

「ボランティア?どこにおんねんそんなの!」「ステーキ?食ってみたいわそんなもん!」1日に配給されていた弁当は、おにぎり二個、

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