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「10分ルール」で人生をアップデート ~忙しい毎日でも成果を出す時間管理術~
この記事は以下のスライドに少し情報を付け加えたものです。
はじめに:「10分ルール」との出会い
仕事に追われていた頃は「自分の時間が足りない!」と常に思っていました。しかし、FIREした今、「自由な時間は増えたけど何をしようか決まらない」「毎日ダラダラ過ごしてしまった」という日も結構多いです。
最近、時間を有効活用するための「10分ルール」というアイデアを学びました。これはどんなタスクでも、まずは10分だけ集中して取り組んでみるというシンプルな時間管理術です。似たライフハックはたくさんあると思いますが、英語圏では “The Ten Minute Rule” という名でたくさんのブログで紹介されています。このブログではその「10分ルール」を紹介します。
時間を有効活用できない原因
「やりたいことへの時間がない」「やりたいことへのやる気がでない」というのは仕事をしている人も、していない人も共通の悩みです。主な原因としては
やるべきことを後回しにしてしまう
集中力が続かず、作業効率が上がらない
目標が大きいか曖昧で手が出せない
時間の使い方を計画的に行わない。
スマートフォンやパソコンに時間を奪われてしまう。
などでしょうか。「10分ルール」は、これらの課題を克服し、時間を有効活用するための強力なツールとなります。
「10分ルール」とは
「10分ルール」は、どんなタスクでも、まずは10分だけ集中して取り組んでみるというシンプルなテクニックです。実際にやることもシンプルで
大きなタスクは、10分で完了できる小さなタスクに分割する
10分間は邪魔になるものを完全にシャットアウトし目の前のタスクに集中する
10分経ったら、自分を褒める
その後で「もう10分続けるか」「休憩するか」「終わりにするか」を判断する
というだけです。似たアイデアはライフハックにたくさんあると思いますが、海外では "The Ten Minute Rule" という単語で有名なようです。
「10分ルール」のメリット
まず最初のメリットとして、「10分だけ」と考えると、心理的なハードルが下がり、行動に移しやすくなります。
未完了のタスクは記憶に残りやすいという心理効果を利用することで、10分で中断しても、続きをやりたくなる心理が働き、モチベーションを維持できます。これをツァイガルニク効果といいます
次に、10分間という短い時間枠を設定することで、集中力を高め、作業効率をアップさせることができます。
「10分ルール」は、集中力が途切れる前に休憩を入れることで、集中力を維持しやすくなります。
また、10分間という短い時間で達成可能な目標を設定することで、小さな成功体験を積み重ねることができ、モチベーションを維持しやすくなります。
小さな目標を達成することで自信がつき、より難しい目標にも挑戦しようという気持ちになります。
最後に、10分という短時間なので、日常生活に取り入れやすく、習慣化しやすいというメリットがあります。
習慣トラッカーアプリや目標達成シートを使うことで、進捗をチェックするのもいいでしょう
「10分ルール」でできる具体的な目標例
自分の好きなことなら何をやってもいいのですが、一番最後の章に挙げた海外の記事には以下のような内容が取り上げられていました。
健康
軽いストレッチ、ヨガ、ウォーキング、ジョギング、散歩、筋トレ
学習
語学学習アプリ、読書(1章、数ページ)、オンライン講座視聴、資格勉強
仕事
メールチェック&返信、タスク整理、資料作成(一部)、ブレインストーミング
家事
部屋の片付け(1箇所)、洗濯物の整理、食器洗い(一部)
趣味
楽器の練習、絵を描く、ブログ執筆、プログラミング
自己啓発
資格勉強、読書、日記をつける、スキルアップのための学習
人間関係
家族や友人への電話、感謝のメッセージを送る
その他
瞑想、自然の音を聴く、好きな音楽を聴く、コンピューターのハードドライブのクリーンアップ、雑誌をざっと目を通す
「10分ルール」を継続するためのコツ
「10分ルール」を効果的に活用し、継続するためのコツとして以下が書かれていました。
完璧にこなそうとしない。「10分間行動する」ことに集中する
毎日10分続けるのが難しい場合は、自分のライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を見つける
習慣トラッカーやカレンダーなどを活用して、日々の行動を記録する。自分の進捗を可視化する
「10分ルール」で達成したい長期的な目標を設定する
「10分ルール」で何を実現したいのか、具体的な目標を設定する
10分間で取り組める、楽しく続けられる自分に合ったタスクを選ぶ。
家族や友人などに、「10分ルール」で取り組む目標を宣言する
目標を達成したら、自分にご褒美を与える
「10分ルール」で成功体験をブログやSNSで共有する
応用編:「10-2チャレンジ」
「10-2チャレンジ」とは、「1日10分、2年間継続するチャレンジ」です。2年間毎日継続すれば約122時間も割いていることになりますし、大きな成果が出せるはずです。毎日完璧にこなす必要はなく、旅行などで休んだ場合は後で埋め合わせをするようにします。
応用編:「2分ルール」
10分でもハードルが高く感じる場合は、2分でも構いません。新しい習慣を2分以内でできる行動に置き換える「2分ルール」にするアイデアです。
例えば、「毎晩寝る前に本を読む」という習慣を身につけたい場合、「1ページ読む」という2分以内でできる行動に置き換えます。「30分ヨガをする」の代わりに「ヨガマットを出す」だけでも大丈夫です。習慣化できれば「10分ルール」や「10-2チャレンジ」に進化させてみてください。
まとめ
「10分ルール」は、誰でも簡単に始められる、強力な時間管理術です。
行動のハードルを下げる
集中力と作業効率を高める
モチベーションを維持する
習慣化を促進する
そしてぜひ「10分ルール」と「10-2チャレンジ」を組み合わせてみてください。