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六花と父ちゃんの生きる道

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長編連載小説『六花と父ちゃんの生きる道』を集録しています。
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#家族愛

【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第十一話 魚政

 六花は一旦二階に降りて、自分のスマホを手に、屋根裏部屋にもどった。  お母さんのスマホ…

秋ノ宮 陽菜
1か月前
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【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第十話 受け取り損ねたプレゼント

 その言葉を聴いたとき、六花とお母さんは並んでソファに座っていた。座って、ドラマを観てい…

秋ノ宮 陽菜
1か月前
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【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第九話 お母さんの恋路

 もっとも、とても簡単な錠前だったし、鍵はびっくりするほどすぐ見つかった。棚の上のガラス…

秋ノ宮 陽菜
1か月前
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【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第八話 お母さんの秘密の小部屋

 家に着いて電気を点けると、父ちゃんは相変わらず畳の部屋で布団を被っていた。さっきと体制…

秋ノ宮 陽菜
1か月前
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【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第七話 憧れのお店、そして祈り

 エコバッグは使ってしまっていたから、三円払ってビニール袋を買った。  変な世の中だ。コ…

秋ノ宮 陽菜
1か月前
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【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第六話 六花のともだち

 そのひとは六花のかごを取り上げて下に置き、両手を両手で包んできた。あまりにも真剣なおば…

秋ノ宮 陽菜
1か月前
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【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第二話

 六花のお母さんは、前触れもなくいきなり死んだ。  買い物帰りに横断歩道を渡っていたら、左折してきたトラックが突っ込んできた。トラックは曲がるくせにスピードも落としておらず、前もろくに見ていなかった。  即死。百パーセント、相手が悪い。  知らせを聞いた六花と父ちゃんが病院に駆けつけると、お母さんはすでに霊安室にいた。 「念のため、本人確認してください。」  と言われて、手を震わせていた父ちゃんが立ち上がる。六花も続こうとしたら 「ご遺体の損傷が激しいから、あなたは

【長編小説】六花と父ちゃんの生きる道 第一話

 お母さんの四十九日から、五日が過ぎた。故人を悼む法要は、前倒しでやるものらしいから、正…

秋ノ宮 陽菜
2か月前
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