マガジンのカバー画像

映像作品の感想文

16
映像作品の感想について書いています。作品の内容についての感想もあれば、映像作品とは何だろう、っていうこともよく考えます。
運営しているクリエイター

記事一覧

「東京タワー」で思い出した平成版&令和版の結末に思うこと

♯ネタバレ 岡田くん主演の映画版は学生だった当時、映画館で見ました。 昔から今もかわらず…

syun
5か月前
12

激しく美しい映画「さらば、わが愛 覇王別姫」 

#映画感想文 #ネタバレ 「さらば、わが愛 覇王別姫」。ツイッターでポスタービジュアルを見…

syun
1年前
6

小説にマンガ、ドラマ。情報量による表現の違い

物語の表現方法はさまざまだ。小説にマンガ、音声に映像。これは情報量の小さい順番に書いたも…

syun
2年前
7

映画「RRR」 ~最高の娯楽映画は息もつかせぬアクションの連続~

#映画感想文 久しぶりの映画はボリウッド超大作「RRR」。 普段好きなのはラブコメ、単館系、…

syun
1年前
5

ダンディーなポアロと豪華エジプト旅行へご招待 映画【ナイル殺人事件】

いってきました、映画「ナイル殺人事件」。王道ミステリー好きですが、ポアロの前作やホームズ…

syun
2年前
9

10年に1本でもいいから最高傑作を見たい

上映終了までに、どうしても「さらば、わが愛 覇王別姫」をもう一回スクリーンで観たくて再び…

syun
1年前
6

記号化する人間たち

ドラマ「元彼の遺言状」の感想。中身が面白いかどうかよりも、人間ドラマではなく、”記号が流れていく映像”のように感じたのでそのことを書きます。 ”お約束”で構成されている大泉洋はギリギリ人間のような雰囲気もあるが、あとはAIのようだ。綾瀬はるかとか関水渚とか、これまでのドラマや映画の演技とはまるで別人であるところを見ると、ドラマをつくるのは俳優たちじゃないんだなあとつくづく思う。 まず登場人物のキャラをかなりデフォルメしてる。綾瀬はるかは「性格のキツイ、お金で動く女」、大泉

面白い、けどno.1は…【コンフィデンスマンJP英雄編】感想と古沢さんの魅力

脚本家・古沢さんが好きで、ドラマ「リーガルハイ」に「デート」、映画「キサラギ」など見たほ…

syun
2年前
14

ストーリー+絵+αで有り余る存在感 漫画家・田村由美さん

note募集中の #好きな漫画家  について書きます。 私の好きな漫画家は田村由美さんです。い…

syun
3年前
6

人生NO.1ラブコメ◇猟奇的な彼女

韓国で2001年、日本で2003年公開とのことで、学生当時に映画館で見て以来、たまに無性に見たく…

syun
3年前
4

女の子は誰だってお姫様になれる◇嫌われ松子の一生(2006)

お姫様なんか別に興味ないというなら、かわいい奥さんでもいい、肝っ玉母ちゃんでもいい、ロッ…

syun
3年前
5

強い女は美しい◇映画「エバー・アフター」(1998)

男性諸君に告ぐ。この世に弱い女はいません。以上。 いるとすれば、演技、でなければ本来の力…

syun
3年前
1

ドラマの世界から現実に引き戻される瞬間

昔からドラマや映画を見ていて気になっていたことがある。良い作品ほど、劇中の些細な違和感が…

syun
9か月前
1

あっさりすぎるラストがいい。ドラマ【探偵が早すぎる】感想

久々にいいドラマを見たので、ドラマ自体の感想と、ラストシーンから連想した「出会いと別れ」の思い出を書きます。 ※どこまでをネタバレというのか分からないけれど、ドラマの全体を通した雰囲気とラストシーンについて書いてます。 ドラマを見る基準ドラマを見る時は、俳優と脚本家、放送時間などをトータルに見て決めている。演技派の俳優が好きだけれど、いい脚本は演技力を超越する。また放送時間帯を見れば各局の力の入れ具合を測ることができる。ただし力を入れているからといって好みかどうかは別の話