武末 健二朗

スタートアップでのパラレルCSOを経て、ソウゾウにてメルカリShopsのGrowth …

武末 健二朗

スタートアップでのパラレルCSOを経て、ソウゾウにてメルカリShopsのGrowth Strategyを担当しています。No.2や事業戦略に関する論考をまとめます。

最近の記事

パラレルCSOは、メルカリShopsの夢をみる

こんにちは、武末です。 ロジクラ、BizteXでの取締役CSOを経て、2022年4月からソウゾウにて、メルカリShopsのGrowth Strategyとして入社しました。 この約3年間、2社のスタートアップでの『パラレルCSO』を経験してきましたが、なぜいまソウゾウに移籍することになったのかについて、今回はお話したいと思います。 鈍痛のような不安感まずはじめに、今回の移籍は、私の家庭環境含めたワークスタイル変化の必要性が増したことがきっかけです。これまでスマービーの創

    • 『パラレルCSO』としての挑戦

      武末(@takesue1011)です。 2021年10月末を持ちまして、ロジクラの取締役CSOを任期満了にて退任しました。ロジクラとは引き続き様々な形でつながりを持っていきますし、BizteXの取締役CSO(非常勤)は継続しますが、一区切りということで、私自身の『パラレルCSO』としての挑戦について、まとめたいと思います。 はじまり経営顧問としての業務委託を経て、 ・BizteX:  ・執行役員CSO(2019年10月~)  ・取締役CSO(2020年3月~) ・ロジク

      • 非エンジニアが開発チームをマネジメントする際に大切にしたいこと

        武末(@takesue1011)です。 PLG(Product-Led Growth)の盛り上がりもあり、開発チームの重要性が増すばかりですが、一方で、開発チームをマネジメントすることやテックメンバーたちと働くことのお作法については、あまりアップデートがされていないように感じます。 そこで今回は、非エンジニアである自分自身が開発チームを率いる上で大切にしていることをまとめたいと思います。 ※ 私自身「非エンジニア」という言葉はあまり好きじゃないのですが、一方でこの言葉が

        • 意思決定に時間をかけても結論が変わらない理由とその対処法

          武末(@takesue1011)です。 私自身もよく経験するのですが、会議をしている中で「ちょっともう少し考えます」となる場面ありませんか?一方で、時間をかけたのに大して結論が変わらないという場面もしばしばです。 経営者やマネジャーの意思決定スピードはチームのスピードに直結するため、あらゆることに即断即決を目指したいところです。では、意思決定スピードを極限まで上げるにはどうすればよいのか?今回はその点についてまとめたいと思います。 時間をかけても思考は深

        パラレルCSOは、メルカリShopsの夢をみる

          経営チーム内の心理的安全性を保つために実践したいこと

          武末(@takesue1011)です。 スタートアップに限らず、全ての企業において、取締役会を含む経営チーム内の心理的安全性はとても重要です。一方で、その『心理的安全性』のための参考情報は恐ろしいほどに少ないように感じます。 私自身いくつかのスタートアップの経営チームにこれまで所属してきましたし、戦略コンサルタントとして上場企業の経営チームとご一緒させていただく機会を頂戴しましたが、驚くことに経営チームにおいて交わされる会話は企業の規模や設立年数を問わず、共通している部分

          経営チーム内の心理的安全性を保つために実践したいこと

          エンタープライズSaaSレポートに見る日本におけるDXの現在地

          年初に「エンタープライズにおけるSaaS導入状況調査レポート(通称:エンタープライズSaaSレポート / 全40ページ)」を公開し、ありがたいことにSaaSやDXに関わる方々に加えて、大変多くの大企業の方々にお読みいただいています。(編者の一人として、この場を借りて感謝申し上げます) 本レポートは、日本におけるDXの更なる加速の一助になるよう、以下の問題意識から公開しており、今後も毎年公開していく予定です。 ・DXにおいてSaaSの導入/利活用が非常に重要な一方で「

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          攻めと守りで解くDXの正体と推進の要諦

          BizteX/ロジクラCSOの武末です。 コロナショックの影響もあり、デジタルトランスフォーメーション(DX)に注目が集まっていますが、「DXとは何か?」という声を各所からよく耳にします。 私自身、2016年に創業期から参画していたスマービーがアパレル小売の1,000億円企業であるストライプインターナショナルにM&Aされ、まさに親会社も含めたDXを進める経験をさせていただきました。 今回は、その際の経験とこれまでに多くの大企業の経営層の方々から伺ってきた疑問を踏まえ、D

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          【実録】スタートアップのメンタルケア

          ロジクラとBizteXにてCSOをしています武末(@takesue1011)です。 3年前の夏、私は大好きだった会社をメンタル面での問題によって、離れることになりました。 創業期に参画して大好きだったママ向けのアパレル通販の事業で、M&Aされて親会社ができても、一生この事業に携わっていくと信じて疑わなかった会社でした。そんな自分をある日突然、メンタル面での問題がものすごい勢いで襲いました。 会社に行こうとするとパニック発作が起き、初期的に処方された薬を飲むと薬効が切れた

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          CXOをになうNo.2の「トリセツ」

          ニューレボ / BizteXにてCSOを務める武末です。 コロナショックによって、スタートアップ経営者にはスピーディで前提にとらわれない意思決定が求められていると思います。その中で、現場と経営陣を取りまとめる我々のようなNo.2(CXO)は常に高い緊張状態にあり、安定的に高いパフォーマンスを出し続け、事業成長を実現する責務を負っています。今回は、そうしたNo.2について、5つの傾向をその対策を自身と周囲のそれぞれの目線から伝えたいと思います。 意外と語られないNo.2(C

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