箱根駅伝 ニク 横浜 馬力の風
横浜で肉を買ってきた。
箱根駅伝、2区を裏返した9区に合わせ、
網の上で、肉を裏返すためだ。
箱根駅伝は壮大な焼肉だ。
肉を選んだ、もうひとつの理由は、
箱根駅伝にもゆかりのある湘南、
その風を永遠にまとう若大将、
加山雄三。
85歳まで歌い続ける秘訣は、
肉、湘南の風、馬力、
と踏んだから。
令和の時代は、
昭和の根性とは違う、
平成のデータだけでは足りない、
勝つためには、
「馬力」も必要だ。
※
正月、
明けて3日は、箱根駅伝の復路。
前日のゴール、芦ノ湖を折り返して、
復路のゴール、大手町を目指す。
箱根駅伝は、壮大な焼肉だから、
往路で6割焼いて、
復路で残りの4割を仕上げる。
2区を裏返した9区は勝負どころ、
焼肉は裏返すタイミングで味が決まる。
箱根駅伝も横浜あたりで、
肉の焼け具合が決まり、勝負がつく。
あとはゴールである口の中の大手町へ、
一気に飛び込んでゆく。
※
第99回 箱根駅伝、
現在の戦況は、
すでに復路9区まで来ている。
サッポロの赤星を飲みながら、
順位が変わるたび、肉もひっくり返る。
8区で駒澤の赤星を追いかけてきた5校が、
横浜手前で、海藻のように絡まり、牽制状態。
皿の上では、フライがカラマリ、イタリアン状態。
3位狙いの5校は、
焼けるタイミングをはかる5枚の肉のように、
お互いを牽制している?
早く抜け出さないと、みな焦げちゃうぞぉ。
すると…、
復路で8位まで沈んでいた王者の青山学院、
6区でタレの中に沈んだままではなかった、
やはり力を秘めていた。
横浜手前で、一気に5人をごぼう抜き、
油断していた5枚の肉は、
網の上で焦げ付き、煙を上げ始める。
わたしも、
冷蔵庫から漬物をゴボウを抜きする。
横浜発祥の百貨店「松屋」で買ったゴボウだ。
松屋はその昔、
坂を登るのに苦労する荷車に、
人手を出して後押しする稼業、
「馬力業」
をしていた歴史があるという。
何とも粋な商売じゃぁないか❣️
8位に沈んでいた前回王者、
諦めムードが漂い始めていた青山学院に、
不思議な馬力を与え、
8位から一気に3位まで押し上げたのは、
それを後押ししたのは、
松屋の馬力業の風か⁉️
やっぱり2区には何かある、
きっと肉にも何かある。
そう思いませんか?
銀座や浅草のイメージが強い百貨店「松屋」は、
横浜が発祥の地、
現在、横浜には店舗は残っていない。
それでも、
未来に向かって頑張る人たちに、
不思議な力で後押しする「馬力業」
その風は時代を超え、
いまだ横浜に吹いているようだ。
やるじゃないか横浜!
いいぞ、馬力業松屋!
来年が楽しみだ、
第100回箱根駅伝‼️
すべての頑張る人たちと未来に、
馬力の風を!
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