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忘れても、いいんだよ。

皆さんどうも、こんにちは。
自己彩生workerTAKESHIです☺️❤️


さて、2021年3月11日
東日本大震災から10年が経ちました。

今の尚、様々な状況下で
苦しむ人もいるかもしれません。
誰もが笑顔で過ごせる日を祈っています。


僕は当時、
福井県で看護学生として勉学や実習に
励んでいる時期でした。

その中で災害看護学の教授が
日々復興のため尽力されており、
その活動を見聞きしておりました。

1人の医療従事者のタマゴとして
沢山のことを考えました。


今回のお話は、
賛否両論あると思います。

僕も色んなご指摘は受ける覚悟で
この記事を書きます。

ただ、
このメッセージを必要とする誰かに
届くことを願っています。




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「忘れてはいけない」

そんな言葉が、
今でも強く目に入ります。


僕は日々、
この言葉に疑問を感じてきました。


なぜ、
忘れてはいけないの?

なぜ、
忘れさせてくれないの?


メディアや有権者が
日々発信で取り上げています。

そして多くの人が
賛同しているように見える。

一種の同調圧力のように。



東日本大震災だけではありません。

日本は災害大国として
多くの自然災害が起きてきました。

大震災や豪雨、火山の噴火…
挙げたらキリがないでしょう。



そして、
「忘れてはいけない」
というメッセージが強いものと言えば、

戦争もそうですよね。
今や、実際に戦争を経験した方々も
少なくなってはきておりますが。




いつも、思うんです。

忘れたいこともあるだろうって。



実際に災害を間近で経験されて、

愛する人、
愛するモノ、
愛する場所、
愛する文化…

色んな物事を失ってきた方々も
いらっしゃると思います。

多くの嘆き悲しみが飛び交う中で。
恐怖の真っ只中で。


トラウマを抱えている人も
いらっしゃると思います。



そんな悲しい出来事に遭遇した人の中には、

「あんな出来事、早く忘れたい」

と願う人もいらっしゃると思うんです。


再び前を向くために、
忘れることが必要なこと
もあります。



決して、
日本が一丸となって復興に取り組み、
世界から賞賛されてきたことを
無碍にするわけではありません。

素晴らしいことですから。
凄いことですから。


幾度とある災害にも、
都度復興し立ち上がってきた歴史を
後世に伝えていく必要性も分かりますから。




ただ、
直ぐに前向きになれる人ばかりではないし、
強さを持っている人ばかりではないという話です。




少し話は変わりますが。


僕は2020年の10月、
交通事故に遭いました。


待ち合わせのために
一般道で車を走らせていた時、

反対車線の車が突如目の前で
自分の走行車線に乗り込んできて、
避ける余裕や逃げ道もなく正面衝突。

左手を骨折し、全身むち打ちと打撲。


今でも、
当時のことは鮮明に覚えています。

目の前に突如車が入ってきたことも、
「あっ」という間に衝突したことも、
衝突したときの強い衝撃も。


時々、
道路を歩いたり運転していても
フラッシュバックしてくることもあります。

一時は、
車が怖くて一歩外に出ることすら
恐怖で怯えていたこともあります。


今は少しずつ外に出たり
運転もできてはいますが、

やはり交通量の多い道路は怖いし、
一定の緊張感や恐怖心があることには
変わりありません。



何度、
忘れたいと思ったか。

何度、
あんなこと起こらなければ、と思ったか。


過ぎたことを後悔しても仕方ないというは
頭では分かっているつもりだけれど。

無理やりだったとしても、
そう思えないこともありました。



そして自分が考えないようにしていても。

周囲の人が気遣ったり、
時には野次馬精神や興味本位だったりで

「交通事故したんだって?」
「大変だったね」
「命があって良かったじゃん」

会う人会う人、
沢山の人が話しかけてくれる。


骨折してしばらくは、
ギプス固定していたり
左手だけ動きが悪くて
否が応でも思い出させられるし、

周りから見ても
「どうしたんだろう、あの人?」
っていう感じで聞かれたりもする。


忘れたくても、
忘れられない。

考えたくなくても、
目を背けられない。

前を向きたくても、
ツラくて前を向ききれない。


そしてやっと僕自身も
時間の経過や沢山の支えの元、
前を向けるようになってきて、

記憶は残りながらも
自分を大切に生きようと
思えるようになってきました。



そんなこともありました。

災害というレベルの出来事と、
比較するなと言われるかもしれませんが。

比較するものでもないですが。



だからこそ、
今この時の尚。


ツラかった出来事を
忘れたい人はいると思います。

思い出したくない人はいると思います。
考えたくない人もいると思います。




忘れましょう?

忘れても、いいんですよ?

思い出さなくて、いいんですよ?

考えなくても、いいんですよ?

あなたがそう想うなら。


周りがどんなに
「忘れてはいけない!」
と叫んでいたとしても。


あなたがそう想うなら、
忘れてもいいんです


自分の気持ちを
先ずは大事にしてみましょうよ。

ツラい中、
頑張ってきたんだから。


周りが何と言おうとも、
あなたが忘れてたいと思うなら。

あなたのその気持ちに
間違いなんてないんだから。

「忘れてはいけない」って言葉が
正しいわけでもないんだから



もしまた前を向ける時が来たら、
その出来事を認められる自分になれたら、

「これで良かったんだ」
「これも大事な思い出だ」
「忘れなくて良かったんだ」
って思える日がくるかもしれないから。

そうなった時に、
また少しずつ思い出せばいい。



ペースは人それぞれ。

今のあなたのペースでいいの。

気持ちも人それぞれ。

今のあなたの気持ちを大事にすればいいの。

価値観も人それぞれ。

今のあなたの価値観を大事にすればいいの。



大切なあなたが、

また前を向けるその日まで。
本当の笑顔になれるその日まで。

思い出を受け入れられるその日まで。
あんなこともあったよねって言えるその日まで。


忘れてみよう。
心の奥底に片づけておこう。

忘れたいと思うなら、
忘れてみても、いいんじゃない?


ゴミ箱ポイポイ、ポポイのポ~イ🤟💫




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さて。
今回も長文にお付き合い頂き
ありがとうございます。

あなたはあなたであればいい。

大切なあなた自身は、
どんなあなたでも大切だから。


全てはきっと、
最善最良に繋がっていると信じて。


いつもありがとうございます
m(__)m

パフォーマー×スピリチュアル×LGBTQ×看護師!様々な分野を通して自分という人間を表現しています。世界をボーダーレスに。自然と調和して生きよう。