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詩:絶望の先にはリビングストーンデイジーが咲いていた
男は死に損なった体をズリズリと這わせ
ボロボロの震えた手でリビングストーンデイジーに触れようとした
しかし男は触れるのをやめた
リビングストーンデイジーを喰ってしまいそうになったから
この花にはいつまでも咲いていてほしかった
美しい花を汚い口に入れてしまうのは恥ずかしかった
(残酷だと思わないかね)
(花にとっても私にとってもです)
絶望の先にはリビングストーンデイジーが咲いていた
男は死に損なった体をズリズリと這わせ
ボロボロの震えた手でリビングストーンデイジーに触れようとした
しかし男は触れるのをやめた
リビングストーンデイジーを喰ってしまいそうになったから
この花にはいつまでも咲いていてほしかった
美しい花を汚い口に入れてしまうのは恥ずかしかった
(残酷だと思わないかね)
(花にとっても私にとってもです)
絶望の先にはリビングストーンデイジーが咲いていた