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知的障害者の障害特性

今回は、知的障害者の障害特性について紹介します!

1.知的障害とは

知的障害は、外見ではわからない障害です。ゆえに、誤解や無理解が生じる怖さや難しさがあるため、正しく理解し、適切な支援をしていくための視点が必要です!

よく勘違いされる方がいますが、知的障害があるから発達しないというのは間違いです!学びは緩やかであっても、確実に積み上がっていきます。よって、「教える」だけでなく「待つ」ということも重要になります!

知的障害者の諸問題としては、社会参加、教育、健康問題など、様々あります。知的障害を評価する際に、「知能機能」「適応機能」の2つを評価します。

知能機能は、知能指数を測定して評価します。また、適応機能は日常生活における困難さを評価します。なので、知能指数が高くても、適応機能が低いと、同じ知能指数であっても重症度が異なる場合があります。


2.知的障害の原因

知的障害は、大きく2つのタイプがあるといわれています。

まず1つは「生理型」です。特に疾病などがなくても知能水準が知的障害の範囲内にある場合を指します。生理型の知的障害は軽度のものが多く、社会参加に問題を生じることはありますが、必ずしも医療の対象とならないことがあります。また、このような子供達は、普通学級の授業に追いつくことが難しいため、個別の支援が必要になります。

2つ目は、「病理型」です。これは、病的遺伝、染色体異常、胎生期の異常、周生期の異常、後天性の異常が含まれます。病的遺伝には先天性代謝異常があり、重度の知的障害やけいれん、脳波異常がみられることがあります。染色体異常は、例えば、ダウン症候群のように身体的な特徴を有するものもあります。

そして、上記の2つに加え、環境を含めた「心理的・社会的要因」という観点が知的障害を理解し、支援を考えていくには重要な視点になります。


3.まとめ

今回は、知的障害者の障害特性について紹介しました。

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