【強い言葉の裏にある思い】
〜介護を支えていく方が心が軽くなり、笑顔になってほしい〜
それが私の願いです。
現役の介護士であり、介護セラピストでもある夏希優太です。
私自身の現場での経験から書いていることもありますが、少しでも介護に関わる皆さんのヒントになれば幸いです。そしてひとりでも楽な気持ちで介護に関わっていただけたら嬉しいです。
今日は夕方くらいからかなり冷え込みが厳しくなりました。急に寒くなったりすると体調を崩しやすくもなりますので、皆さまもお気をつけくださいね。
今日のタイトルは、強い言葉の裏にある思いとしていますかその面だけを捉えない、裏にある思いにも気持ちを馳せる、客観的な視点を持つことの大切さについて書いてみたいと思います。
日々現場で利用者さんと関わる中で排泄や入浴の介助に入る場面も多くあります。
それ以外のことにおいても介助に入る際に介護抵抗や拒否まではいかなくとも時に強い言葉をぶつけられることがあります。
そんな時にはこちらも人なのでつい感情的になってしまいそうになります。
そんなに強く言わなくてもよいのに…と思ったりもするのですが、でも少し経って冷静になって考えてみるのです。
「何故あんなに強い言葉が出るのだろう」と。
きっとそこには利用者さん自身の心の葛藤があると思うのです。
・自分のことを自分ですることができない、できていたことができなくなることへの苛立ち
・他人の手を煩わせてしまう申し訳なさ
・自分の思うとおりにいかない歯痒さ
・羞恥心
こうした心の葛藤があって、そこを周りにぶつけることで心のバランスを保とうとされているのだとも思うのです。
今回のような話で表面上だけをみるときっと私も含め介護者側の人間は感情的になってしまうと思います。それが悪い訳ではありません。
けれどその背景にあることへ想いを巡らせること、客観的な視点をもっておくと冷静に物事をみれると思いますし心の余裕も持てるはずです。
客観的な視点をもつことも意識してみてくださいね。
【今日のワンポイントレッスン】
・物事を表面だけで判断しないこと
あなたが心軽く、穏やかに進めることを願っています。