取り繕いにみられる認知症の方の心情
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在宅や施設で介護に関わっていらっしゃる方々、そして介護を受けられる親御さんやご利用者さん、みんなが幸せでいられることを願っているTAKEMIです。
今日お仕事が終わった帰り道、吹いた風に秋を感じました。
日中はまだまだ厳しい暑さですが、朝夕の時間帯には秋の気配を感じます。
それでは、今日のテーマにいきます。
今日は、認知症の方の行動の中にみられる取り繕いからみえてくる心模様について書いてみます。
認知症の方の会話や行動の中に取り繕いをする場面がみられることがあります。
例えば何かの行動であれば、それをすることが難しいのであれば今はそれをやりたい気分ではないの等、何かの理由をつけてそこをうまく切り抜けようとされることがあります。
この背景の気持ちには、それができないということを他の人に知られたくない、それができない自分自身を認めたくないなどの色んな気持ちがあるのだと思います。
そこを否定してしまうとその方も気持ち的に落ち込んでしまわれると思います。
これは自分自身へ置き換えられてみるとよく気持ちがわかるのではないでしょうか。
私たちもできないことを否定されたりするとよい気持ちはしませんよね。
まずは否定しないことは必要であると思います。
その上で何かの作業などであれば、間接的に参加をしてもらってできるところは一緒に取り組んでもらう。
取り繕いの裏にあるのは、ご本人の辛い気持ちでもあると思うのです。
そこの心情も理解しながら関わることで、ご本人の辛い気持ちを軽減することはできるはずです。