【その行動の裏側にあるものは?という視点】
〜介護を支えていく方が心が軽くなり、勇気を持っていってほしい〜
それが私の願いです。
現役の介護士であり、介護セラピストでもあるTAKEMIです。
晴れたり雨だったり、中々お天気が安定しない日が続いていますね。体調を崩しやすい時ですので、お身体ご自愛くださいね。
では今日のお話に入っていきます。
今日は、問題行動とされるもののその裏側にある思いを知るということについて書いていきます。
今日は、認知症を患っていらっしゃる方の行動の中にみられる「弄便」を例にとってお話してみたいと思います。
弄便とは?
Wikipediaさんより、お借りしています。
便いじりとも言ったりしますが、在宅や施設で親御さん(利用者さん)が便を手で触っていたりその手であちこちを触って汚れてしまっているという経験をされた方は多いと思います。
そうすると介護者の側にすると驚いたり、その処理をすることで精神的な負担は感じると思います。
その場面に遭遇した時にはまずそこをきれいにすることが必要です。
そして時間が経ってから、その行為をした親御さんや利用者さんの心情も想像してみてほしいと思うのです。
本人が便を手に持っていたり、あちこちになすりつけていること。これは決してわざとやっている訳ではなく、本人としては不快感を感じそれを取り除きたかったり又はキレイにしないといけないという思いが働いています。けれどそのやり方がわからないために、そういった行動になってしまうのです。
弄便という行動の背景には、その方自身の周りに迷惑をかけてはいけない、自分できちんとしないといけないという気持ちも隠れているのです。
今回は弄便を例として話しましたが、問題行動とされるそれらの背景には必ず何らかのか思いが存在します。そこを考えてみることで、その後の言葉がけや対応も変わってくるはずです。
介護者の方の負担は重々承知ですが、こうした視点を持っておくことも介護をしていく上では必要なことだと思います。
【今日のポイント】
・行動の裏側にある思いを知ること
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