青山悟展から横浜トリエンナーレ、そして山縣良和展へ
美術館めぐり覚え書き
青山悟さんの展示「刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか」を開催している目黒区美術館へ。
青山さんご本人が作業をされていて、初対面なのにとても気さくな雰囲気でした。
作業風景もお願いしたら撮影いいですよ!と嬉しいです。
私がいくか迷った横浜トリエンナーレの話題に
青山悟さんが
「よかったよ!まだぜんぜんだけど『野草』を今読んでいるところで…」
と教えていただいたので、背中を押してもらえました。
『野草』とは、横浜トリエンナーレ2024のテーマにもなった中国の小説家、魯迅の本です。
青山悟さんの作品は、以前より練馬区美術館の再構築や、GYREなどで見ていました。
子供と一緒にヨコトリへいこうか迷っていたところ、友達とかひとりがイイよとのことで、最終日2日前に早速ひとりでいってきました。
横浜トリエンナーレは、みにいったことでとても良かった。
ひとつひとつの作品がテーマ性が重いので、
とても考えさせられました。
魯迅
〈沈黙しているとき、わたしは充実を覚える。口を開こうとすると、たちまち空虚を感ずる〉
私たちが見ている、住んでいる世界だけが現実に起こっている訳ではない、とはっきり言われたような…。
または、これから起こるかもしれない現実を考えさせられたり突きつけられたような。
やはり賛否両論ありますが、
純粋に楽しみにいらした観覧者の方からは「むずかしい…」と会場から聞こえましたが、つねに社会に問題意識を持って作品を制作しているアーティストの方々が絶賛していた意味がわかる気がします。
本来なら日本の教育水準も世界水準になったらこういった内容も受け入れやすくなったりならなかったり…なんて考えてしまう。
インスタレーションや映像作品も含めて、その中でも工芸やテキスタイルの手仕事も空間を構成するポイントになっていました。
その後、旦那さんと話をしていて、工芸(手仕事)が多かった話をしていたら、「労働」という言葉に繋がった。たしかに、全体の繋がりにテーマとして労働がしっくり来たので、覚え書き…
思い出したのは、ヨコトリの前に菊池寛実記念館へいったのですが
『走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代』の展覧会、思いのほかいい展覧会だったので、良かったです。
後期もいけたら行きたいと思ってます。
個人的にも工芸熱いです。はやく森美のシアスター・ゲイツ アフロ工藝展もみにいきたい!
ヨコトリは、インタビュー映像にもありましたが、街中にアートが侵食しているのも見どころ。
ヨコトリが街中で見れるところは素敵ですね!
街中でアートのある空間、非日常が混在している感覚がとても心地よかったです。
横浜中華街まで行きましたが、尻すぼみだったので、作品背景を事前に確認しておくのがよかったです。でも、中華街からヨコトリに導入するとしたら、良いのかもしれませんね。
充電切れで、写真が撮れず…
追記
ヨコトリで参考資料としてあった、『どんどんのびる草』
この本どこかでみたことあるな〜って思ったら実家にあったのを思い出しました。
子供の頃に読んでいたので懐かしく図書館にて借りました。野草が入っている魯迅文集も。
借りて満足してしまうので、ちゃんと読まないとね…。
魯迅文集は、活版印刷なので文字の凸凹を触って癒される。笑
話はかわって、
アーツ前橋へ山縣さんの展覧会も行きたいと思っていたので、こちらも最終日2日前に家族でいきました。
オペラシティや庭園美術館などで作品をみていましたが、、、
私自身、ひさびさにアップデートされて、
個展だからこそ新作や制作背景や映像、ドローイングなどを見れたのは大収穫でした!!!
アーツ前橋も頑張れ〜。
近くに、ギャラリーや話題のアートホテルもあるので、教えてもらいみにいくことに。
追記
『いつかティファニーで朝食を』などを描かれているマチヒロチさんの漫画、『おひとりさまホテル』一巻ににシロイヤホテルとして登場していました。いっきに読んでしまった!
部屋内観なども漫画では見れたので、いつか現物をみてみたい〜。
白井屋ホテル裏からみるアーツ前橋が素敵💓
ギャラリーも白井屋ホテルの裏みたいな外観。
さいきん、建物に植物生やすの流行ってるわね。