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繕い繋ぐリメイクのこと

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直し繕う仕事のこと。ヴィンテージドレスのリメイク、お母様のウェディングドレスのリメイク、廃材リメイク作品など。古き良きものを長く大切に。
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2020年12月の記事一覧

読み、繕い、繋ぐ、おばあさまの仕立てたウェディングドレス。

読み、繕い、繋ぐ、おばあさまの仕立てたウェディングドレス。

古いものとドレスとイギリスをこよなく愛す、ドレスの仕立て屋・リメイク作家のタケチヒロミです。

先日、お母さまのウェディングドレスのリメイクのご依頼がありました。シルクのコード刺繍が美しい、35年ほど前のウェディングドレスです。

ボリュームのあるお袖のデザインが80年代のドレスの特徴を表しています。

1980's この時代のドレスには、肩や袖など、上半身にボリュームのあるロマンティックなデザイ

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廃棄されるはずだった5着の服が、ウェディングドレスになるまで。

廃棄されるはずだった5着の服が、ウェディングドレスになるまで。

ドレスの仕立て屋・リメイク作家のタケチヒロミです。

先日書いた「ドレスは環境問題に貢献できるか?」という記事を公式マガジンに載せていただいたみたいで、とっても嬉しいです。

今日はその「エシカル・ウェディングドレス」の創作のドラマについて。

廃棄される予定だった5着の服が、エシカルなウェディングドレスになるまでの工程です。完成品を見ただけではわからない手順や、リメイクの発想法なども書いてみます

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ドレスは環境問題に貢献できるか?

ドレスは環境問題に貢献できるか?

※大阪では昨日(12/3)「外出自粛要請」が出されました。この記事はその前の週末の(11/28.29)に大阪で開催されたイベントについて書いたものです。下書きに保存していて公開しそびれていて、公開が変なタイミングになってしまいましたが、「人と言葉を交わしてモノを売り買いする」喜びについて書いた文章です。またそんな世界が戻ってくることを祈って、公開することにしました。

ドレスは環境問題に貢献できる

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