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対自律神経戦略2 -自律神経の誤作動と臨床症状-

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どうもどうも

ちょーーーーー久々の新作です。

シリーズ:タケフェッショナル第12弾です。タブン


今回は自律神経についての内容になりますが、過去に大好評をいただいた対自律神経戦略 -3種類の自律神経を紐解く-の正統続編です。

なので自律神経の基礎を理解していない人にはサッパリな内容になるのでそこはご理解の上、ご購入くださいませ。


前作では自律神経の基礎内容を解説しました。

箇条書きにするとこんな内容です。

・自律神経は全部で3つあるよ
・そしてそれぞれにはこんな特徴があるよ
・健康の指標になる不整脈があるよ
・自律神経と循環器(心臓)
・自律神経と呼吸器(肺)
・自律神経の理解をどう臨床に活用するか
・末梢神経の構造
・自律神経に影響を及ぼすセルフケア

言うなれば自律神経の入口の入口な内容です。


今回の続編では次のような内容を解説します。

・安全/危険/脅威の認知メカニズム(ニューロセプション)
・凍りつきの2フェーズ
・防衛カスケード
・自律神経障害のメカニズム(病態理解)
・簡単な疾患理解(不安、抑うつ、境界性パーソナリティ障害、PTSD、反応生愛着障害、自閉症、過敏性腸症候群etc)

すごく簡単にまとめると

・脳内で起こる自律神経的反応のメカニズムと体に起こる変化
・抽象的な言い方のいわゆる自律神経障害の具体的理解(何が起きているのか)の解説

ということになります。


つまり


結構深い部分の話をするので、


そもそも興味がない人

自律神経の基礎が理解できていない人

脳の機能解剖になるとアレルギーが出る人


そんな人たちにはオススメできない内容になっています。


!購入前の最後の注意!
この記事の内容は正直言って知ったからといって臨床の役に立つかは全く保証できません!
知らなくても臨床では困らないし知ったからと言って何か成せるようになるってわけでもありません。

満たされるのはあなたの知識欲だけです。

そこんとこ承知の上でご購入お願いします。


1.自律神経とコミュニケーション

1-1.他者と自分

いきなり謎のタイトルの章から始まりましたがクソ重要です。

我々哺乳類にしか備わっていない腹側迷走神経の機能は社会関与システムでした。

社会関与とはつまり他者との交流を意味します。

遊び、喧嘩、競い合い、戦争、SEXなど全て他者交流に含まれます。

お気づきかと思いますが他者交流は全てが安全とは言えません

危険な相手とは距離を取り遠ざけ、または排除するなどの対処が必要になります。

3つ自律神経の作動条件を覚えていますでしょうか?

交感神経:危険な環境に身を置くと
背側迷走神経:生命の危機的環境に身を置くと
腹側迷走神経:安全な環境に身を置くと

それぞれに作動条件というものがありました。


よく交感神経優位が悪者扱いを受けますがそれは間違いです。

自律神経障害=交感神経優位

こんな認識の人もいるくらいです。(大間違いもいいとこ)


周囲の環境に応じて神経システムを切り替えることができなくなっていることが問題なんです。


そして他者は環境構成の大きな要素です。


さらに他者とは最も予測不能な存在です。


危険なのか、脅威なのか、安全なのか、全くわからないということです。


そうなると脳はどんな選択をすると思いますか?

脳は超合理的です。

生存戦略的にこんな選択をします。


とりあえず危険と想定しておこう。


つまり見知らぬ相手と対面した場合は交感神経が作動するということです。(=緊張)

交感神経は闘争逃走反応を起こします。

相手がどんなことをするか分からない(=危険)だからいつでも逃げられるように、いつでも反撃できるようにする。

これが交感神経です。


1-2.予測可能性と安全感覚

見知らぬ相手はとりあえず交感神経反応

これは理解できたかと思います。

ではこれが例えば気の知れた友人や家族になるとどうなるでしょうか。

大体の行動パターンがわかるし、そもそも自分にとって危険な他者ではありませんよね。

つまり安全な他者ということになるので腹側迷走神経が作動します。


危険な他者と安全な他者、両者の最大の違いがあり、それは

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