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2023年7月の記事一覧
第3章 毒の博物館 3-1 毒が招いた多様性と進化 3.警告色、4.ミューラー型擬態とベイツ型擬態、および、コラム08 魚も擬態する:「特別展「毒」」見聞録 その18
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第3章 毒の博物館 3-1 毒が招いた多様性と進化 3.警告色、4.ミューラー型擬態とベイツ型擬態、および、コラム08 魚も擬態する」([2],[3]のp.96-97)で、警告色が言及された。
毒を持つ生物は、しばしば特徴的な配色を持つことが知られており、これは警告色
第3章 毒の博物館 3-1 毒が招いた多様性と進化 2.毒の聖域―深海熱水域のエコシステム:「特別展「毒」」見聞録 その17
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第3章 毒の博物館 3-1 毒が招いた多様性と進化 2.毒の聖域―深海熱水域のエコシステム」では、深海熱水域に生息する生物が展示された。
生命誕生の場は、陸上温泉と共に深海(底)熱水噴出孔が有力な候補として、盛んに研究されている。深海(底)熱水噴出孔では、海底火山活
第3章 毒の博物館 3-1 毒が招いた多様性と進化 1.酸素:「特別展「毒」」見聞録 その16
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第3章 毒の博物館 3-1 毒が招いた多様性と進化 1.酸素」では、活性酸素の毒性と生体による抑制が言及された(図16.01,[2]のp.84-87,[3],[4]のp.46-47)。
抗酸化物質は酸化されやすい物質で、活性酸素などによって人体が酸化されるよりも優先的
第2章 毒の博物館 2-7 人間が作った毒:「特別展「毒」」見聞録 その15
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第2章 毒の博物館 2-7 人間が作った毒」([2],[3]のp.76-80)では、残留性有機汚染物質(Persistent Organic Pollutants:POPs)とマイクロプラスチックが言及された。
化学物質の中には、環境中で分解されにくく、人や野生生物な
第2章 毒の博物館 2-6 火山ガス:「特別展「毒」」見聞録 その14
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第2章 毒の博物館 2-6 火山ガス」([2]のp.74-75)では、火山ガスが言及された(図14.01)。
火山ガスは、マグマの中に溶解していた揮発性成分が、マグマから脱ガスし、火山の火口や噴気孔から放出される気体成分のことを指す。その温度は、水の沸点以下の低温のも
第2章 毒の博物館 2-5 鉱物に由来する毒:「特別展「毒」」見聞録 その13
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第2章 毒の博物館 2-5 鉱物に由来する毒」([2],[3]のp.70-73)では、砒素(As)、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、および、水銀(Hg)(図13.01)を含む鉱石が展示された。
なお、これらの金属に関する詳細を知りたければ、「chemi COCO(ケミ
第2章 毒の博物館 2-4 菌類の毒のいろいろ、および、コラム07 間違えやすい毒きのこ:「特別展「毒」」見聞録 その12
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第2章 毒の博物館 2-4 菌類の毒のいろいろ」([2],[3]のp.60-69)では、様々な毒きのこやカビが展示された。なお、きのこの食毒を見分けるための万能の方法は存在しない(図12.01,[4])。
幻覚症状を引き起こすきのことして、ヒカゲシビレタケ、ワライタケ
第2章 毒の博物館 2-3 動物の毒のいろいろ―海洋の有毒動物編:「特別展「毒」」見聞録 その11
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第2章 毒の博物館 2-4 動物の毒のいろいろ―海洋の有毒動物編」([2],[3]のp.54-59)では様々な海洋の有毒動物が展示された。
イモガイの毒の主成分はコノトキシンというペプチドである。コノトキシンには多数の分子種が存在するが、神経筋接合部でアセチルコリン受
第2章 毒の博物館 2-3 動物の毒のいろいろ―フグ毒編:「特別展「毒」」見聞録 その10
2023年04月27日、私は大阪市立自然史博物館を訪れ、一般客として、「特別展「毒」」(以下同展)に参加した([1])。
同展「第2章 毒の博物館 2-4 動物の毒のいろいろ―フグ毒編」([2],[3]のp.44-45)では様々なフグなどが展示された。
フグ毒であるテトロドトキシンは骨格筋や神経の膜電位依存性ナトリウム イオン チャネルに結合し、チャネル内へのナトリウム イオンの流入を阻害して