流れのままに行動したほうが楽に動ける
仕事から帰宅すると、「ふぅー」と一息つきたくなりませんか?
自宅に帰って来たという安堵感や解放感から、一旦腰をおろして休みたくなりますよね。
でも、その後動き出すのに結構苦労しませんか?
お風呂に入る。
ご飯の準備して、洗濯物を取り込んで、お風呂の掃除してなど、家事作業が待っている。
プレゼンの準備・資料作りなど仕事が残っている。
部屋が散らかっているから片付けないといけない。
イベントの参加の締め切りが今日までだから申しまないと。
小さいお子さんがいる家庭なら、お着替えさせたり、一緒に遊ばせたり、宿題を見てあげたりすることもあるかもしれません。
などなど、帰宅してからもやることが目白押しだと大変ですよね。
そんな中ちょっとした日常的な活動でも、一旦体や心を休めてオフモードになると、そこから活動のスイッチを入れるのに気力や体力を使ってしまいます。
そのため、疲れて帰ってきたのにさらに余計に疲れてしまいます。
これは、自律神経の切り替えが影響しています。
日中の仕事など活動モードは交感神経が優位に働きかけ、
体を休めて休息モードになると副交感神経が優位となります。
この切り替えが多いほど、心拍数や血圧など血液・循環の変動や、腸など内蔵機能に大きな負担がかかります。また動き出すに全身の筋肉へ出力を使うため、エネルギーを消費してしまいます。
車で例えるなら、アクセルを吹かして急発進やブレーキを繰り返すような燃費の悪い運転と同じような状態に体もなっているということになります。
さらに、
ランニングや筋トレなど運動習慣がある人は、
一旦休んでゆっくりした後からの運動では、日常生活以上に精神と体力を消耗していきます。
(例)
・ジムで汗を流す
・ダイエットのために30分ウォーキング
・筋トレのメニューひととおりをこなす
・マラソントレーニングのためジョグやポイント練習を行う
その人の体力や普段の活動のレベルにもよりますが、どの活動も簡単には始めにくいものばかりです。
疲れを最小限に抑えて、スムーズに活動するためには、どうすればいいでしょうか?
流れをつくってルーティン化する
「あれもしないといけない」、「これもしないといけない」という状況で、
順番や流れ、優先度が決まっていないと、身体だけでなく、脳の疲労も余計に溜まっていきます。
物事に対して
「選択」「迷う」「悩む」
⇓
思考力や判断力を使う、決断に時間がかかる
⇓
脳の疲労が溜まる
そうではなく、
今日やる活動を整理して、動いている流れの中で
ある程度決められたパターンや、(自分)ルールに乗っ取ってルーティンをまわしていくことができれば、無意識に行動でき疲労も最小限に抑えられます。
例えば、
トレーニングを習慣にしている、あるいはこれから習慣にしてきたい場合、
仕事の前日や出勤前に、玄関にトレーニングウェアを準備しておく
⇓
日中の活動や仕事(交感神経モード)
⇓
仕事から帰宅する(帰宅中に軽く補給しておく)
⇓
トレーニングウェアに着替えて、走りに行く(交感神経モード)
or
(車通勤なら、家に寄らずにそのままスポーツジムへ直行) (交感神経モード)
⇓
トレーニング帰宅後、お風呂に入って汗を流す(副交感神経モード)
⇓
食事を摂る(副交感神経モード)
⇓
自由にゆっくり過ごす(副交感神経モード)
⇓
明日のスケジュールの確認や仕事の準備をする
⇓
就寝(副交感神経モード)
などのように、なるべく交感神経と副交感神経の切り替えや振り幅を少なくして、自律神経に負担をかけないようにすることで余計なエネルギー使わなくて済むようになります。
あなたの生活スタイルに合わせて、自分ルールをつくって流れに沿って動くように心がけてみましょう。
そうすれば、今よりも効率よく、楽に行動できるかもしれません。
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