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本来の意味の宗教とは何か
宗教(しゅうきょう)は英語の religion を訳した言葉です。ここで、注意しておくべきことがあります。
まずは、日本語の「宗教」という語は、古くから仏教において「宗(おおもと)の教え」、つまり、究極の原理や真理を意味する「宗(おおもと)」に関する「教え」を意味していました。だから、天台宗、真言宗、浄土宗といった言い方が出てきたわけです。
[注] 宗は、おおもと、本家、祖先という意味(例: 宗家、宗教)と、
かしらだつ者、首位の者という意味(例: 儒宗、宗匠)がある。
一方、 religionは、その派生元の 「relogio <= re (再び) + ligare(結びつける)」から「神と人を再び結びつけること」が原意ですから、キリスト教を意味する語だと言っても良いでしょう。
ところが、幕末から明治にかけて英語のReligionの訳を「宗教」としたことから本来の意味から離れていったのです。その訳には、こじつけがあったと考えて良いかもしれません。
さて、参考までに仏教とその他の宗教について補足しておきます。
まず仏教には、伝統的な宗派(原始仏教から派生した分派)として華厳宗、法相宗、律宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の13宗があります。
注目すべきは、「禅宗」という宗派は無いということです。ただ、2019年に中学校の歴史教科書に、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗を一括りにして記述するようになったという経緯があります。禅宗という語は、いわば総称名称ということなのです。
次に、仏教に加えてキリスト教、イスラム教を、世界三大宗教と呼びます。人種・民族・国家を超えて広まっている宗教のことです。
それに対して、民族宗教というものがあります。特定の民族などで信仰される宗教のことです。ユダヤ教や神道、ヒンドゥー教などです。
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