組織のひだ
おはようございます!
仕事仲間から面白い話を聞きました。
「京都にはひだがある」
山極寿一先生と鷲尾清一先生が
対談でそう話していたそうです。
そのひだには、
いろいろなものが隠されている。
その色々なものが
京都の豊かさをはぐくんでいる。
設計された人工都市へのアンチテーゼ
のように聞こえます。
*
ひだといえば、
腸内細菌は1000種類100兆個もある
といわれます。
人間や自然界の多様性というか、
底知れぬ未知が潜んでいる気がします。
知らないこと、
無駄にみえること、
意味なくみえることの方が多い
ということです。
わかっていることだけで作り上げた
人工の建物は人類の英知でありながら、
一方で分からないことを捨象した
薄っぺらい脆さも感じさせます。
英知を積み上げる努力を続けながら、
意味を見出せないものを包み込む寛容さも
大切にしたい。
*
ここまで書いてくると、
無知から非知という、
あえて知を捨て去るとした
親鸞に思いは馳せますが、
それはまた別の機会に考えます。
今日もよろしくお願いします。
安島