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難解さの訳

 
おはようございます!
 
三木清さんは、
「混合の弁証法」
という言葉を使っています。
 
二つのものを一つのものへと
統合・昇華させるのではなく、
矛盾したものをそのまま抱え込みながら
進んでいくという意味のようです。
 
多様性の維持に通じるところがあります。
 
しかし何でもかんでも
取り入れることは薦めておらず、
価値多元主義の危うさを指摘しています。
 
多様性を確保しながらも秩序が必要で、
その秩序には温かさが大切だ
と説いています。
 
私が正確に理解できているか
はわかりません。
あえて難解な書き方をしている
とも思えます。
 
ただこの難解さは、
統制が厳しかった戦時中に書ける
ぎりぎりの表現だったと想像すると
あきらめずに考えようという気になります。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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